FileMaker ユーザ導入事例
印刷する導入前のシステム状況
弊社は、JFEスチール東日本製鉄所内にあり、産業廃棄物を無公害で処理し、再資源化してリサイクルしたり、エネルギーまで作り出す、環境に優しい廃棄物処理会社です。ファイルメーカーProを利用するようになったきっかけは、私が旧川崎製鉄時代の1996年に、高炉改修プロジェクトの責任者になったことでした。社内の10以上の関連部門からの多岐に亘る予算申請を、いかに効率的に審査・修正・集計するのかが、 プロジェクト開始早々の大きな問題でした。また予算執行後の予実管理のリアルタイム化も課題でした。
・手書きの膨大な量の予算申請書の数字を電卓で計算するのは、あまりにも時間がかかりすぎ、費用対効果の面から得策でない
・表計算ソフトを使うと、ファイルをプロジェクトチーム全員で共有できないので、表計算ソフトはプロジェクト全体の予算管理には不向き
・専用のシステムを外注した場合、開発や保守にコストや時間がかかり、日々動くプロジェクトに柔軟に対応できない
このような問題点を解決できるソフトウェアとして、ファイルメーカーProを検討し利用してみたところ、相当の効果がありました。
そこで、この会社を立ち上げる時にもファイルメーカーProを導入し、全社的に管理することにしました。
FileMaker Pro / ファミリの現在の主な利用方法
- スタンドアロンデータベース
- クロスプラットフォーム利用
- ワークグループ(メディア介在)
- ワークグループ(ネットワーキング)
- ワークグループ(ODBC 利用)
- ワークグループ(ODBC 利用 / 基幹 DB 連携)
- ワークグループ(FileMaker Server 介在)
- イントラネット(Web パブリッシング)
- カスタマイズ(スクリプティング)
- カスタマイズ(バインダ利用)
- カスタマイズ(プラグイン / ルーチン関数)
導入後の主な変化
この会社を創立した1998年頃より、「業務管理システム」を構築し、現在では日々このシステムを利用しています。経営という視点から会社を見てみますと、いかにスタッフの力を結集できるかが、ビジネス成功の鍵を握っていると思います。そのためには、まず、データの収集と共有が大切です。たとえば、各操業工程の担当者が、時間単位の処理量、発生した問題点などを、刻々と詳細に入力する。そして関係者全員が、プラントの全体状況をオンラインでリアルタイムに把握できるようにする。重要なプロセスのデータは自動診断され、規定値によって「◎・○・▼」と表示することで、操業状況が一目瞭然となり、損益値までも算出されている。発生した問題点は、データベースに登録され、優先度の高いものからすぐに処理にかかれる...。
ファイルメーカーProで、実際に「業務管理システム」を作ってよかったと思うことは多々あります。たとえば、
・ Windows PCとMacの混在環境でファイルメーカーProを問題なく使えるので、システムをそのまま共有利用し続けることが可能である
・思いついた発想を、「早く」「安く」「自分で」ネットワークにのせて、全社的に反映することができる
「業務管理システム」は、現在では、主要プラントの操業状況や設備管理状況、社員のスケジュール、そして収益状況までもリアルタイムに把握できる大切な道具となっています。
FileMaker Pro / ファミリ利用における一番のメリット
- 使いやすさ / インターフェース
- 簡単にカスタマイズできる点
- 社員教育の容易さ
- スクリプトの柔軟性
- ファミリ製品との組み合わせ
- クロスプラットフォーム
- 大容量のファイル管理
- 拡張性の高いネットワーキング
- Web 公開 / イントラネット対応
- ODBC 対応
- ランタイム対応(バインダ)
- プラグイン開発など開発環境
- 価格(リーズナブルであること)
- その他
FileMaker Pro / ファミリ利用による効果
- 既存の機材利用によるコスト低減
- ファイル共有による情報統合
- 操作 / 作業の効率化 / 時間削減
- リアルタイムな意志決定の効率化
- その他

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