ベネトンメガストア・ウィーン

これが現代の衣料品小売業 : ウィーンのベネトンメガストアが、POS にモバイル FileMaker データベースを展開

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写真を撮り、スキャンするだけで完了 – iPad を利用して、スタイリッシュでエレガントにデータを取り込み
 

概要

  • 小売業者は、ショールームにある製品からデータを収集し、顧客への販売場所で情報を提供するための、モバイルソリューションを必要としています。

業種

  • ファッション:ベネトンはファッション業界で 40 年以上の経験を誇り、ベネトングループは世界の 120 カ国以上に 6,400 を超える小売店を展開して、販売活動を行っています。

ソリューション

  • わずか 4 日でできた FileMaker for iPad ソリューションが、バーコードを用いる製品のスキャンと製品の写真撮影に活躍し、その情報はメインシステムに直接送られます。さらにこの情報は販売現場でも活用されて、お客様の購入経験をより豊かなものにしています。

利点

  • より詳細な情報の入手、顧客サービスの向上、正確な情報を通した生産性の向上、IT コストの削減に役立っています。
Christian Glöck、ベネトン IT システム管理者

華やか、カラフル、モダン ― ベネトンを表現しようとして心に浮かぶのは、こうした形容詞です。一方でデータ管理に話が移ると、退屈、殺風景、時代遅れといった言葉が並びがちです。でもここでは違います。流行を生み出すリテラーとして、データベースへのアクセスがどれほど格好いいものになるかを、世界に示しています。会社にピッタリの iPad 用 FileMaker ソリューションを備えたベネトンメガストア・ウィーンは、現代のデータ管理が POS を使って販売促進できることを実証しています。

新商品が到着すると、スタイリッシュな最新流行の服の山が、ベネトンメガストアの入荷倉庫に山積みになります。真っ赤なタートルネックのプルオーバーに、黄色い V ネックのジャージ、ボタンが並んだセーター。花柄のブラウスも数多く、細身の半袖もあれば、チュニック風の長袖もあります。売り場面積 4,000 平方メートルを誇る世界最大のベネトンストアのバックルームは、色とワクワク感であふれかえります。スタッフは商品があちこちの直販店の棚に並べられる前に、一着ずつすばやく手に取り、写真を撮影し、バーコードのスキャンとスキャンしたデータの写真への割り当てを済ませていきます。そうすることで他の同僚が後から在庫一覧を追跡し、在庫を確認し、ペーパーレスの記録をたどって、在庫の商品を売り場で顧客の手に渡すことができます。

少し前まで、このプロセスは決して便利なものではありませんでした。社員は服を一着ずつコートハンガーから取り出し、コンピューターにつながったバーコードスキャナでデータを読み取る必要がありました。データを読み取ったらスキャナを置き、次にカメラに手を伸ばします。すべての商品のすべての色を写真に撮って、その写真を 1 枚ずつ手作業でコンピューターに保存しなければなりませんでした。さらに各オーダー番号に従って写真の画像ファイルを整理し、すべての写真がベネトン商品管理システムの対応する品目に、正しく割り当てられるようにしていました。とても時間のかかる、複雑な作業でした。

「そこで 2011 年にビジネスを、特に POS をサポートしてくれるソフトウェアとハードウェアを探しはじめました」と、ベネトンメガストア・ウィーンの支配人を務める Marc Wieser 氏は話します。ベネトンの IT システム管理者 Christian Glöck 氏は、カメラ搭載の iPad を初めて手に取った瞬間に、この課題の回答を見つけました。入り組んだデータ管理プロセスを簡略化して近代化する鍵がそこにあると、すぐに気付いたのです。必要なのは、「iPad や iPhone に直接データを入力できるモバイルソリューションだけでした」と、その画期的な瞬間を思い出しながら、Glöck 氏は語りました。

「iPad 用に独自のプログラムを作成することも考えました」と Glöck 氏は続けます。しかし Zimmel + Partner GmbH に E メールで問い合わせた結果、FileMaker Go for iPad と FileMaker Pro というデータベースアプリを組み合わせるほうが、ずっと優れた方法であるという結論に達しました。「iPad 用に特注のプログラムを開発するコストは、既製のソリューションをそのまま利用するより、はるかに高いことがわかりました」。当時を振り返りながらそう話す Glöck 氏は、次にソリューションをどのような構造にしたいかを示すグラフィックを作成しました。商品管理システムとの間で、自動でデータのダウンロードとアップロードが可能なソリューションにしたいと考えていました。さらに、最初にシリアル番号を入力しなくても写真が自動的にアップロードされて商品に割り振られるものにしたいと考えました。独自の仕様が完成し、それを Zimmel + Partner GmbH の統括マネージャーに E メールで送ると、Robert Zimmel 氏はすぐにソリューションの作成に取りかかりました。4 日後には出来上がり、「それ以来ずっとそのプログラムを使っています」と、Glöck 氏は嬉しそうに語ってくれました。

Robert Zimmel, Zimmel & Partner

何時間もかかったデータの取り込みが、iPad をわずか数クリックするだけで完了

Zimmel 氏は、無料の iPad アプリ pic2shop に、FileMaker Go と iPad のカメラを組み合わせ、そのすべてを FileMaker Pro プラットフォーム上に集めて、わずか 2 つのステップで目標とする作業のすべてを完了するシンプルかつエレガントなソリューションを作り出しました。

  • ステップ 1 : 品目を引き出せるように、iPad の内蔵カメラでバーコードを取り込む。
  • ステップ 2 : 商品の写真を撮影する。写真は自動的に articlenumber.jpg でファイルされる。

[File Photos] ボタンをタッチするだけで、希望する解像度で写真が自動的にサーバー上の適切なフォルダに、適切な名前で保管され、商品管理システムがそのデータを自動的に割り当てることができます。FileMaker のスペシャリストは、個々の直販店の在庫一覧と回転率、注文数量もシステムに統合しました。今では店員が品目を呼び出すと、まだ入手可能な商品の数量、サイズ、在庫のある店舗を瞬時に確認することができます。

Marc Wieser、ベネトンメガストア・ウィーン支配人

ベネトンではそれ以降、5 台の iPad を使用してきました。1 台は入荷倉庫で品目のデータと写真を取り組むためのものです。残りの iPad は売り場に配置され、ウィーンにあるベネトン直販店の販売チームによって、顧客と社員に情報を提供するために利用されています。ある品目がいつ自分の店舗に届くのか? 各商品のどのサイズが何着届いたのか? 何着がすでに売れたのか? モバイルソリューションが実用化されてから、ウィーンにある店舗の店員たちはこうした質問に数秒で答えられるようになりました。電話をかける必要も、中央コンピューターで面倒な操作をする必要もありません。さらに顧客サービスも簡略化され、合理化されました。顧客が特定の服を探している際に、すぐその場で、どのセーターとズボンがどの色とサイズで揃っているかを、店員は売り場に確認することができます。

「iPad と FileMaker Go のおかげで、常に更新されている、正確で大量の情報を、販売チームに簡単に提供することができます」と、Marc Wieder 氏は満足そうに語ります。このトリプルプレイソリューションは、3 つの課題を見事に 1 つでこなします ― 3つの課題とは、カメラの役割を果たし、バーコードスキャナで衣類を識別し、モバイルデバイスとベネトンデータベースとの間のデータ交換を可能にする、というものです。

このモバイルソリューションの展開は「短時間に心地よく」終わりました。120 人の販売チームメンバーのトレーニングにわずか 2 日しかかからず、大満足だったと、Glöck 氏は次のように話しています。「FileMaker Go の入った iPad をどの社員に手渡しても、誰もがこの装置と表示されているデータをすぐ理解してくれます。つまり、すべて見ればわかるのです」また Marc Wieser 氏は、「このシステムで、一部スマートフォン、一部ラップトップという、すばらしいハイブリッドソリューションが完成しました。私たちはラップトップをなくしてしまいたくありませんでした。私たちの商品がお客様にピッタリ合わせて作られているように、このシステムは私たちのニーズにピッタリ合わせて作られています」と、確信をもって話しています。このように、ベネトンは扱いにくい過去のデータ管理を捨て、スタイリッシュでエレガントな FileMaker Go ソリューションで最新の流行を生み出しています。


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