ホールマーク・カーズ社

FileMaker のカスタム App がホールマークストアのお客様にカスタマイズ可能なギフトを届ける ―― 会社の技術開発部門にイノベーションをもたらす

ホールマーク・カーズ社は経費を大幅に節減し、ソフトウェア開発にかかる時間を数ヶ月単位で短縮

概要

  • 業界トップの小売業者が FileMaker プラットフォームを用いて作成されたカスタム App を利用して、革新的な新製品を生み出すとともに、社内のみならず製造業者ともコラボレーションの体制を整えています。

業界

  • 小売

ソリューション

  • 技術開発、製造、コラボレーションのために FileMaker ベースのカスタム App を作成しました。

利点

  • ソフトウェア開発で大幅な経費節減と数ヶ月の時間短縮、カスタマイズ可能なストーリーブックのような革新的な新製品を実現、社内および海外製造業者との合理化されたコラボレーション、メインフレームや SQL データベースを使用するカスタム開発の数百万ドルを回避、新製品の市場投入までの所要時間を短縮

バースデーカード、記念品、包装紙、カスタマイズされた贈り物といった品物を探す時、全米 3 万以上の小売店と世界 100 ヶ国の店舗で取り扱いのあるホールマーク・カーズ社(以下、ホールマーク)は、人生の節目のお祝いに、独創的で信頼できる製品を提供してくれる会社として知られています。

イノベーションに対する高い信頼

Hallmark

「ホールマーク・カスタムスタジオ」の数百にのぼるギフト品目のコレクションの一部は、30 店舗のホールマーク販売店で利用できる FileMaker ベースのカスタム App を通して、顧客が自分でカスタマイズできます。

同社が非常にバラエティーに富んだ製品を製造していることや、消費者がより大きな喜びや驚きを求めることから、ホールマークの研究開発部門は絶え間ない革新を続けています。顧客が各自の好みやその時の仕様に応じて作られた物を注文できるよう、カスタムギフトのオプションを展開することをホールマークが検討すると、技術開発部門はこの期待に沿えるだけのテクノロジーを整えることにしました。

ホールマークのスティーブ・エイコス技術開発担当上級エンジニアは、次のように話します。「ゆくゆくは、各顧客の好みに合わせてカットするような、とても不規則な形のグリーティングカードのオーダーが入るときがくるでしょう。その次には音声認識機能をもつ人形やぬいぐるみのオーダーが出てきます。こうしたバラエティーに富んだ依頼があることから、私たちは小規模なチームながらも、競争力を維持するために敏捷かつ協調的な姿勢を維持し続けなければなりません」

革新的な製品で市場投入までの所要時間を短縮

ホールマークの技術開発チームはこうした目標を達成するために、FileMaker プラットフォームを用いて作成されたカスタム App を利用しています。ホールマークの少数のスタッフで新製品を生み出すのに適したカスタム App を作成することによって、エイコス氏は会社の既存のメインフレームシステムに合わせてソフトウェアをカスタマイズする場合にくらべ、大幅に経費を節減しながらも、開発にかかる時間を何ヶ月も短縮させています。エイコス氏と彼のチームは現在、FileMaker プラットフォームを DIY(Do It Yourself)プロジェクトとして利用し、ホールマークが生み出すすべての新製品の立案と製造に必要な全情報の整理を行っています。

コラボレーションや効率の向上を目指すには、FileMaker プラットフォーム以上のものはありません。これほど短時間で革新を実現できる他の方法は考えられず、従来のメインフレームのサーバーや SharePoint よりもはるかに安価です

— ホールマーク・カーズ社 技術開発担当上級エンジニア
  スティーブ・エイコス氏

紙やメインフレームからの脱却

Hallmark
ホールマークの技術開発チームは FileMaker で作成されたカスタム App を利用して、顧客が自分の好みと仕様に合わせて作られた物を注文できるカスタムギフトのオプションを展開することができます。

かつてエイコス氏と彼のチームが苦労した原因は、製品アイデアの計画やデザイン、写真といった、いずれも開発部門の成功に不可欠である情報が紙の書類や、いくつものスプレッドシート、プリントされた写真に分散したり、操作の難しいメインフレームのシステムに保管されたりしていることでした。

エイコス氏は次のように話します。「物理的な資料とデジタル情報がいくつものシステムやサーバーに分散して、まったく整理されておらず、あちこちに散らばっていました。メインフレームを更新して全製品に関する資産とアイデアを保存する情報源にしようと考えましたが、それには数百万ドルという費用と、何ヶ月もの開発時間がかかることがわかりました」

技術開発チームが作成したカスタム App では、シンプルでグラフィカルなプログラミングツールを用いて、各新製品用に新しいフィールドやテーブルを追加することができます。このカスタム App には、SKU、期日、写真の概略図、その他の重要な情報が保存されています。チームが何らかの変更を加えた場合、プラットフォームに関係なく、カスタム App のすべてのインスタンスでその変更内容が自動的に更新されます。

コラボレーションの簡易化と販売の自動化

FileMaker のカスタム App は、すべての新製品に関する情報の中央集中化に加えて、技術開発チームと最終製品を作る海外の製造業者のコラボレーションにも役立っています。エイコス氏と彼のチームは、価格、写真、製品仕様、その他の情報をホールマーク製品の製造工場と共有することができ、そのための、高価な SQL コーディングもその他の時間のかかるプログラミングも必要ありません。

ホールマークのカスタムギフトプログラムには 30 の販売店が参加していますが、これらの店舗では店員が iPad を利用して注文を受けています。カスタマイズの例としては、顧客のお子さんが主人公として登場するオリジナルのストーリーブックや、特注の記念品などがあげられますが、そのほかにも数多くあります。注文は、iPad 上の FileMaker Go で稼働する小売り向けのカスタム App から、ホールマーク技術開発のカスタム App に送られ、設計と製造の工程が開始されます。


革新の限界を広げる

FileMaker プラットフォームを使用する利点を尋ねると、エイコス氏は熱のこもった口調で次のように答えました。「コラボレーションや効率の向上を目指すには、FileMaker プラットフォーム以上のものはありません。これほど短時間で革新を実現できる他の方法は考えられず、従来のメインフレームのサーバーや SharePoint よりもはるかに安価です」

「FileMaker プラットフォームによって革新が実現されたことで、私たちは実際にホールマークの限界を押し広げることができました」と、エイコス氏は言います。「たとえば、私たちのカスタマイズスタジオも今では、写真、製品仕様、その他の情報を利用してグループ間のコミュニケーションを容易に行いながら、カスタマイズされた本などの商品を製作することができます。こうしたことは、FileMaker プラットフォームがなければとうてい実現できないものでした」

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