ユーザーインタビュー

老舗のもう一つの人気メニュー、“うどんの宅配・ギフトサービス”

1日数百件の注文も、FileMaker Pro でスムーズに処理

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第一に考えたのは「お客様に満足してもらうこと」

大阪・道頓堀に店舗を構える「道頓堀 今井」は、伝統ある大阪の食文化を今に伝える“大阪うどん”の老舗です。上品な薄味でありながらしっかりとした旨味を持つ秘伝の“だし”。そして四季折々の厳選された食材を使った鍋料理は、古き良き浪花の味として数多くの人に愛され続けています。
「道頓堀 今井」が “うどんの宅配・ギフトサービス” を開始したのは、平成3年のこと。新鮮な“大阪うどん”を自宅で味わえる宅配サービスは、すぐさま好評を博し、現在ではギフトシーズンに一日数百件もの注文が殺到するといいます。こうした宅配業務のスムーズな処理を可能にしたのが、FileMaker Pro をベースに開発されたシステムでした。その導入のきっかけについて、株式会社今井代表取締役・今井 徹氏にお話をうかがいました。

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株式会社 今井 代表取締役・今井 徹氏

「道頓堀 今井」では、当初は宅配サービスに関わる伝票処理をすべて手書きでおこなっていたといいます。しかし注文数が増加するにつれて、お客様からのお問い合わせへの対応、お中元・お歳暮の繁忙期における受注処理にどうしても困難が生じてきた、と今井氏は語ります。「私自身、このお問い合わせ対応を通じて、お客様の声に直に接することができ、いろいろと気づかされるところがあったんですね。『こないだも注文したのに、また住所を言わないといけないの?』と言われてしまったり。紙ベースの顧客伝票しかなかった頃は、伝票が見つからずお客様をお待たせしてしまったりということが多々あったんです。“通販でお取り寄せ”がこれだけ広まってくれば、宅配のピザ屋さんでも1回注文を受けたら、2回目以降はお客様の住所をたずねないでしょう。リピーターの方も増えてきたので、お客様に余計な手間をかけさせずにご注文いただきたいな、と思っていたときに、お付き合いのある印刷業者の方から『FileMaker Pro ってソフトがあるよ』と教えてもらったんです。また、今も技術顧問として開発を担当してくれている「アリマシステム」という開発会社を、その時一緒に紹介してもらいました」。

今井氏がアリマシステムに最初に依頼したのは、お客様からの問い合わせに迅速に対応できる顧客リストの作成でした。そこから徐々に機能の改善を重ね、ついには伝票処理から厨房への手配書まで、宅配に関わる業務を一元管理するシステムへと成長させていきました。
「こちらの段取りがいくら良くなっても、お客様に満足いただけないようであれば意味がないでしょう。何度もご注文いただいてるお客様から電話があってね、こちらがすぐ『いつもありがとうございます』」と言えたら、それはお客様にとっても気分が違うじゃないですか。それをまず第一に考えましたね。幸いアリマシステムさんにも親身になってご協力いただけて、顧客管理だけでなく伝票処理まで FileMaker Pro でできるようになって。正直ここまでできるようになるとは思っていなかったんですが(笑)。
昨年、『NIKKEIプラス1』の“食通が食べたいお取り寄せ鍋”ランキングで1位に採り上げていただいてからは、注文の数も飛躍的に増えまして、繁忙期には数百件の注文もざらなんです。その時期の受注業務も、FileMaker Pro があるおかげで無事に処理できています。以前のような手書きの伝票処理で、全店の社員総出で『ヒマなときに伝票を書いてくれ!』なんてやっていたのでは、とても対応しきれなかったと思います」。

開発会社「アリマシステム」との二人三脚で、現在も機能強化を重ねているという「道頓堀 今井」のうどん受注宅配システム。次ページではその詳細についてご紹介します。

次ページ:あらゆる印字の自動化に成功 

プロフィール

道頓堀 今井

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昭和21年創業。「“だし”の今井」として知られる同店は、道頓堀本店のほかに市内のホテル・百貨店に4軒の支店を持つ。ホームページでは各店舗のおすすめメニューのほかに季節ごとの「定番ギフト」なども紹介。

道頓堀 今井のホームページ
http://www.d-imai.com/

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