株式会社武蔵野

iPadとFileMakerプラットフォームを
活用した業務ソリューションで
ペーパーレス化と作業効率の向上を実現

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FileMaker GoとiPadでリアルタイムな情報共有を実現し
ペーパーレス化に加えて集計作業や進捗管理等の業務効率を大幅に向上

iPadとFileMakerソリューションを様々な業務で活用している株式会社武蔵野。
現場の声を柔軟に反映しながら迅速に開発できるFileMakerの利点を生かして、生産性の向上を追求している。

株式会社武蔵野

  • 東京都小金井市東町4-33-8

概要

  • もともとiPad miniを大量導入していた同社は、長く紙ベースで実施してきた環境整備点検のチェックシートをiPadとFileMakerでシステム化。これを皮切りに中核事業のひとつである経営サポート事業でもiPadとFileMakerソリューションを講演・セミナーの進行管理に活用し、円滑なイベント運営に役立てている。

業種

  • サービス

ソリューション

  • FileMaker GoとiPadを活用することで、環境整備点検の巡回やセミナー会場などの現場でリアルタイムな情報共有が可能になった。紙ベースで行っていた作業からの移行で、ペーパーレス化と合わせて集計作業や進捗管理の効率化を同時に実現。

メリット

  • ペーパーレス化、作業時間の短縮、リアルタイムな情報共有による業務品質の向上。すばやく始めて現場の声を反映して改善を繰り返しながら使い勝手を良くすることでさらなる生産性の向上。
株式会社武蔵野
代表取締役社長
小山 昇 氏

500社以上の企業を指導する経営者

株式会社武蔵野は増収増益を続けている優良企業であり、2000年度と2010年度には日本経営品質賞を受賞している。日本で唯一この賞を2度受賞した企業として、同社の経営手法には常に注目が集まっている。代表取締役社長である小山 昇氏は経営の神様として知られており、多数の経営指南書の執筆や、ビジネス雑誌の連載を持っている名物経営者である。

株式会社武蔵野の事業の柱は2つある。ひとつは、東京におけるダスキン第1号加盟店として50年の歴史を誇るダスキンのフランチャイズビジネス。もうひとつが、2001年から手掛けている経営サポート事業だ。これまでに500社以上の企業の経営指導を手がけ、「実践経営塾」「実践幹部塾」「経営計画書セミナー」と題した講演・セミナーを、全国各地で年間240回以上も開いている。

同社の取り組みとして代表的なものに「環境整備」がある。

環境整備点検では各部署ごとに21項目をチェックする

「環境整備は当社の企業文化の原点です。環境整備を徹底することで、在庫を半減させたり、職場の雰囲気が明るくなるなど、会社を本当に変えることができます」と、小山氏は語る。毎月1回、小山社長や幹部社員が各事業部や営業所を巡回し、整理、清潔、規律など21項目をチェックする「環境整備点検」を実施している。また、この環境整備点検の実施ノウハウは、経営サポートを受けている企業に公開されており、小山社長と共に同社の32部門すべてをまわる現地見学会も経営サポート事業の一環として開催されている。

完成形を求めてあれこれ考えずに、まず作ってみることが大切です。そして、現場で使ってみて、使い勝手をよくしていけばいいのです。このような開発ができることが、FileMakerの優れている点です。

— 株式会社武蔵野 代表取締役社長 小山 昇 氏
株式会社U-NEXUS
代表取締役社長
上野 敏良 氏

FileMakerとiPad採用の経緯

すでに250台以上ののiPad miniを社内導入していた同社だったが、点検表のチェックシートは紙ベースで運用していた。これをFileMakerとiPadを使ったシステムに置き換えることを提案したのは、株式会社U-NEXUSの上野敏良氏だ。

「紙からiPadに変わったことで、ペーパーレス化はもとより、複数台のiPadで同時に点検作業ができ、点検時間の短縮につながりました。さらに点検後の手作業による集計も不要になり、巡回後すぐに全部門の結果をグラフ化したレポートが全社員に公開されます」と語る上野氏も、小山社長の経営指導を受けたことで、自らも経営者としての資質を養ったと言う。

「従来のシステムソリューションは、情報リテラシーの高い人に使われるものでしたが、iPadが登場したことで、すべての人に役に立つものに一変すると考え、当社はFileMakerによるiPad業務ソリューションの開発に“選択と集中”しました」(上野氏)。

上野氏が提案したiPadで動作する点検表のインパクトは小山社長のカリスマ経営者としてのひらめきを呼び起こした。

「iPadのチェックシートというコンセプトは、業種を問わず、どんな業務にも使えると思いました。実際、経営サポートセミナーで当社の事例として紹介したところ、すぐに印刷会社や流通会社でも導入が決まり、新規顧客獲得が飛躍的に伸びたり、社員の生産性が大きく向上したといった目覚ましい成果が出ています」(小山氏)。



株式会社武蔵野
経営サポート事業部
課長
松渕 史郎 氏

セミナーの進行管理に応用

iPadとFileMakerでシステム化されたチェックシートは、環境整備の点検表に続いて経営サポート事業のセミナー運営にも応用されている。「セミナー進行管理表」を活用して、事前の準備から当日の仕事の分担や備品の管理まで行っている。セミナー当日、会場にいる社員はiPadを持ちFileMaker Goで各自が分担されている作業項目を確認し、完了時にはチェックしていく。作業の進捗状況は、セミナー会場内の離れた場所にいても、各自のiPad上でリアルタイムに共有されるので、進捗が遅れている場合は他の社員がタイムリーにフォローすることができる。直前の変更が直ちに反映されたり、会場レイアウトを画像で確認できたり、当日の連絡事項がすぐに共有されるなど、紙では実現できなかった機能も実装されており、円滑なセミナー運営に役立てられている。

FileMaker Goならリアルタイムで進捗を確認できる。セミナーの準備はミスのないように二重点検することを必須にしており、準備段階~作業完了~管理者チェックによって、項目背景が白から黄色、青へと変化し、項目毎の完了状況を一目で把握できる。

経営サポート事業部 課長の松渕史郎氏は、「紙からiPadに変わった当初は正直なところ面倒だと思っていましたが、一度使ってみたら、紙を使っていた運用には戻れなくなりました。全体の進捗状況が簡単に把握できますので、現場の管理者として、これがなければ仕事になりません」と語る。

「セミナーで使う配布資料や備品の並べ方などは写真に撮っておけば各自のiPadで見られるので、たとえ新入社員でも正しく作業できます。以前より作業の引き継ぎが楽になり、作業効率が上がったので、準備が早く終わる分、お客様対応の時間を増やすことができました」(松渕氏)。

小山社長のFileMakerに対する評価も高まっていった。「みんなで使いながら現場の声を反映し、ソリューションをもっと便利に改善していける。この点においてFileMakerはたいへん優れています」(小山社長)。

株式会社武蔵野
経営サポート事業部
経営システム販売部
千葉 真也 氏

社内でも開発者を育成

同社ではFileMakerの活用をさらに推進するため、FileMaker開発ができる社員の育成を始めた。

担当する経営サポート事業部 経営システム販売部の千葉 真也氏は、「武蔵野に入社後、ダスキン事業部、経営サポート事業部と経験した後に部門の情報システムを担当していましたが、FileMakerの開発は初めてでした。3ヶ月半ほどU-NEXUSに出向してFileMakerソリューション開発について学び基本を習得しました」。

経営者向けのセミナー合宿では、受講者が実際に経営計画書を作成しているが、その課題の進捗状況を管理するためのiPadソリューションは千葉氏が開発した。

セミナー合宿では4名の講師と、営業担当という万全の体制で計画書づくりをサポートするが、以前は課題の進捗状況は紙で管理していたため、全員が正確な情報を把握することは簡単ではなかった。しかし、iPadソリューションで進捗管理するようになってからは、リアルタイムに全員で共有できる。もし遅れている受講者がいれば、タイムリーにフォローできるので講習の品質向上につながっている。

受講者の課題進捗状況を4名の講師が同時に共有する

「セミナー合宿の講師を担当する先輩社員からこのシステム開発の依頼を受けた時のことですが、納期の話になったときに、伝えられた短い期日に対して、私は、『大丈夫です、もっと短期間でできます』と答え、その通りに土台となるシステムを作り上げました。『こんなスピードで作成できるの!』とか『リアルタイムで把握できるようになるの?』と驚かれました。その講師の方が社長に報告してくれたらしく、すぐに社長から『とても好評だ』と高く評価され、非常に励みになりました」と、千葉氏は微笑む。

「当社はFileMaker Serverを導入して共有しているので、稼働中のソリューションに変更を加えるとすぐに反映されます。ソリューションを更新してもユーザーへの再配布が不要な点は、FileMakerプラットフォームの大きな利点のひとつだと思います。これを活かして、仮リリースしたその日の内に講師の方々から寄せられた改善依頼を全部反映して完成させました」(千葉氏)。

小山社長のFileMakerへの期待値は大きくなる一方だ。「いまやFileMakerは、当社にとってなくてはならないツールですから、社内で開発できるようになって、社内への展開を加速させていきます。特に、スピード感のある開発ができることがよい点です。とりあえずやってみる、そして、できあがったものをすぐに現場で使ってみる。改良すべきところはすぐに直す。だから役に立つのです。最初から完成形は不要です。使っていく中で、使い勝手を良くしていけばいいのですから」。

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