サンティキ・トレーディング・カンパニー

カジュアルウェアの大手メーカーが「仮想倉庫」の iPad ソリューションで、受注処理の所要時間を数百時間短縮

FileMaker Go をベースにした ApparelMagic To Go for iPad によって、サンティキ・トレーディング・カンパニーが経営の転換を実現

すぐれた顧客サービスとシームレスな運用が、サンティキ・トレーディング・カンパニーに完璧に調和

概要

  • ビジネスプロセスを統合して顧客サービスを向上させるために、アパレルマジック社は FileMaker Go を使用して、アパレル販売担当者の手にポータブルショールームを用意

業種

  • アパレル

ソリューション

  • ホストされたエンタープライズリソースプランニングシステムに対する新しいポータブル FileMaker Go フロントエンドが、顧客サービスを向上させ、事業のあらゆる側面にわたってバックエンドプロセスを合理化

利点

  • 生産性とビジネス効率の向上、受注処理の所要時間を1カ月に数百時間短縮、顧客サービスの向上、会社に対する評価の向上、データ入力時間の短縮とエラーの減少

現代のアパレル会社は、常にファッションセンスの最前線を行くために、思考速度に合わせて動かなければなりません。デザインと製造から販売と在庫管理まで、1 秒 1 秒が大切です。そこで ApparelMagic が力を発揮します。このエンタープライズソフトウェアソリューションは、アパレル管理のあらゆる側面に特化して調整され、FileMaker Go for iPad を含む FileMaker プラットフォーム上に作られています。

ApparelMagic を iPad まで広げることにより、販売スタッフはショールームにいながらにして注文を受けることができます。注文はそこから直接、FileMaker Server 上で稼働する ApparelMagic バックエンド受注管理、在庫、製造システムに送られます。ApparelMagic の開発元、アパレルマジック社のジョン・マーフィー社長は、次のように話しています。「FileMaker Go をベースにした ApparelMagic for iPad は、外出先で最新情報を提供するというお客様の課題に対応し、競争力を高めて、速いペースで動いている現代のグローバルなアパレル市場で成功を収めるのに役立ちます。」

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今では、販売担当者が ApparelMagic to Go によるポータブルショールームを携帯しています。

外見のよさだけではないポータブルなショールーム

ApparelMagic To Go for iPad によってビジネスの敏捷性、効率、評価の転換に成功したお客様の例として、サンティキ・トレーディング・カンパニーを挙げることができます。サンティキ・トレーディング・カンパニーは、暮らしを快適に、スタイルも快適に、という信念のもとに設立されたカジュアルウェアの製造会社です。米国でデザインされてバリとインドネシアで製造されるサンティキの服飾製品は、広く 4 つの大陸と大手インターネット小売サイトで販売されています。

ApparelMagic To Go for iPad を採用するまで、サンティキの担当者は注文を書類に記入し、データを手作業で入力していました。そうでなければ注文をファックスかEメールで本社まで送信し、そこでサポートスタッフがメイン ApparelMagic システムに、やはり手作業でデータを入力していました。製造の仕様を準備するには、大規模なスプレッドシートにマクロの実行が必要でした。何百ものラインアイテムの SKU を整理するのは容易ではなく、最新の在庫情報(サイズ 12 の青が何着あるか?)を知ることはできませんでした。販売担当者は大きな荷物になる服のサンプルを実際に持ち歩き、会計報告が注文書と一致しないこともありました。

ApparelMagic To Go for iPad を採用している今では、サンティキの担当者が注文の提出にかかる時間が1カ月で数百時間も短くなっています。担当者は、豊富なデータ可視化機能を備えたスマートな iPad 画面を携え、そこに仮想倉庫を用意して客先を訪問します。販売担当者が iPad を携帯することによって、サンティキにはファッションのスペックをプレゼンテーションする理想的なプラットフォームができました。その見た目が美しく実際に触れてみることのできる方法は、次のトレンドを先取りしたいバイヤーたちを魅了します。そのうえ担当者はそれぞれの顧客のバックグラウンドを把握でき、スペックとスタイルを見せるときもすべての生地の選択肢が簡単に見て分かるマトリクスで提示することができます。また在庫数を確認し、必要な数を計算することもできます。FileMaker Go の利用で、販売担当者はよりよいサービスを提供でき、アップセルとクロスセルが容易になり、それまでの販売パターンに基づいたリピート販売サイクルも瞬時に検索できるようになりました。その結果、システムとデータ入力にわずらわされる時間が短縮され、顧客とのリレーションシップ構築により多くの時間を使えるようになっています。

受注処理だけを見ても、iPad 上の ApparelMagic を使用することで1カ月に数百時間を節約できているうえに、従来なら考えられなかったほどエラーが減っています。社員のすべてが、最初は効果を疑っていた人も含めて、とても気に入っています。

— デヴィッド・ウェイジェスター氏、サンティキ社長
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ApparelMagic to Go は受注処理をスピードアップし、エラーを減らしています。

統合による効率向上

ブースやショールームでサイトに入力された注文は、FileMaker Server ベースの中央 ApparelMagic システムに入ります。このシステムは、受注管理、在庫管理、製造管理などのタスクに、すべてリアルタイムで使用されています。管理部門と製造部門をつなぐこの包括的なクライアント/サーバー・エンタープライズリソースプランニングシステムには、プッシュボタン式の報告書作成、経理処理、請求処理システムも組み込まれています。

「FileMaker Go をベースにした ApparelMagic To Go によって、わが社全体の生産性と効率に大きな違いが生まれました。受注処理だけを見ても、iPad 上の ApparelMagic To Go を使用することで1カ月に数百時間を節約できているうえに、従来なら考えられなかったほどエラーが減っています。社員のすべてが、最初は効果を疑っていた人も含めて、とても気に入っています」と、サンティキのデヴィッド・ウェイジェスター社長は語りました。

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ApparelMagic to Go for iPad は、複雑な機能を備えているにもかかわらず、2カ月から3カ月で開発されました。

FileMaker Go がアパレルマジック社の商品化までの時間を短縮

アパレルマジック社の開発技術者にとっても同様に、FileMaker プラットフォームはビジネス上の利益をもたらしています。この会社は 1984 年から、世界中のアパレル会社向けに総合ソリューションを提供してきました。今では 5 大陸にクライアントを持つようになったアパレルマジック社は、FileMaker プラットフォームを利用して、使いやすく非常にグラフィカルな方法で異部門のプロセスを統合できる機能をあらゆる規模のアパレルおよびフットウェア会社に提供しています。その結果、アパレルマジック社のソリューションを利用してショールームでの受注から顧客販売へと短時間で商品を動かしている数百もの会社で、顧客サービスが向上し、事業が合理化され、収益が増加しました。

マーフィー氏は、自社の開発技術者が数時間のうちにエンドユーザーのフィードバックに対応し、わずか 30 日から 60 日で ApparelMagic To Go for iPad 用の強力な新規エンタープライズワークグループモジュールを開発できることに注目しています。FileMaker プラットフォーム以外のツールを使用すると6ヶ月はかかります。マーフィー氏は次のように話しています。「FileMaker Go は、iOS ソリューションを展開するための柔軟で堅固なプログラミングフレームワークです。これによって、お客様の売上と要件が増大するにつれて拡張できるスケーラブルなクロスプラットフォームアプリケーションを、迅速に開発することができます。」

FileMaker のコミュニティですぐに入手できる、一貫性と信頼性を備えたプラグインおよびスクリプトも、「私たちが大好きな、簡単で使いやすいクロスプラットフォーム開発環境」にひと役買っていると、マーフィー氏は付け加えました。たとえば、アーキテクチャの一部で構造に変更が加えられた場合、スクリプトを使えば ApparelMagic スイートの全体にわたって簡単に、その変更を複製することができます。また ApparelMagic の新バージョンがリリースされた場合にも、スクリプトとプラグインによって、中央のホストサーバーから複数のプラットフォームに簡単に配信することができます。

ウェイジェスター氏は将来を見据え、FileMaker Go ソリューションにサンティキのポータブルカタログを追加する計画を立てています。そうすれば、制作に多大な時間と費用がかかり、しかも印刷直後にはもう流行遅れになる可能性のある印刷版のカタログの必要を減らす、あるいはなくすこともできます。マーフィー氏は、「FileMaker Go があれば、ブランド化されたスタイリッシュなデータの可視化と美しいファッションイメージ作りを素早く実現できることは、間違いありません」と話しました。

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