ユーザーインタビュー

株式会社やまと

女性を惹き付けるきものショッピングサイトを、少人数体制で運営

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株式会社やまとグローバル 営業開発部部長 西塚広和氏

きものの美しさにあこがれる人は少なくありませんが、全体的に見ればきもの市場が縮小しているのは確かでしょう。また、現在の経済不況はきもの業界にとっても逆風となっています。
ところが、このような状況でも積極的な販売戦略をとり、人気を集めているのが「きものやまと」で知られる株式会社やまとです。
同社は、「浴衣屋さん.com」、「きもの遊び.net」という2つのブランドでショッピングサイトを相次いで開設。FileMaker によるソリューションを採用することで、販促効果の高いサイトを、低コストで実現することに成功しました。


1. わずか2ヶ月で、浴衣のショッピングサイトをオープン

やまとは、「きものの森」構想の一つとして、多彩なメディア上で販売プロモーションをおこなっています。店舗やTV、雑誌、そしてインターネットといった各メディアを効果的に連携させることで、よりきものへの間口を拡げることを目指しています。
2008年4月、同社は自社オンラインショップの構築プロジェクトを正式に立ち上げました。最初の目標は、夏商戦に間に合う5月中に浴衣専門サイト「浴衣屋さん.com」をオープンすること。立案からオープンまで2ヶ月もないハードスケジュールでした。
同社はショッピングモール等に130ものリアル店舗を出店しておりますが、本格的なオンラインショッピングサイトを立ち上げるのは初めて。Web事業を担当することになったのは、株式会社やまとグローバル[(株)やまと100%出資のグループ会社]営業開発部部長、西塚広和氏。西塚氏は紙媒体を対象にしたプロモーションの経験が豊富なものの、やはりWeb構築は初めての経験だったと言います。
厳しいスケジュールの中、西塚氏が選択したソリューションが、FileMaker でした。そして、FileMaker で既にきものショッピングサイトを立ち上げている居内商店様、Web、システム制作会社を加えた4者が一丸となってサイト構築に取り組み、無事5月23日のグランドオープンを迎えることができました。

「これだけの短期間でサイトを立ち上げる事ができたのは、やはり立ち上げに一緒に汗して頂いた皆さんのお陰が一番ですが、加えて FileMaker の使い易さは欠かせませんでした。以前に利用していたショッピングモールのシステムでは、画像を登録するにしても操作が煩雑な上、画像形式などの制限も多く手間がかかっていました。FileMakerで作ったシステムでは、画像の登録も含めて操作を直感的におこなえ、難しいと感じたところがありませんでした。」(株式会社やまとグローバル 営業開発部部長 西塚広和氏)

浴衣は、シーズン毎に数百点の商品がガラリと入れ替わります。そのため、商品データ登録の作業がスムーズにおこなえるかどうかは作業効率を良くするための重要ポイントでした。

浴衣屋さん.com

「浴衣屋さん.com」のトップページ。ファッションモデルを使って、商品を効果的なビジュアルで見せる工夫がされている

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2. 商品登録から、受注、送り状印刷、在庫管理まで一貫しておこなえる

現在の「浴衣屋さん.com」で使用しているのは、立ち上げ時のシステムを参考に、FileMaker によるシステム開発実績の豊富な株式会社バルーンヘルプ様と綿密なる打ち合わせを重ね、作り上げた新システムです。
新システムでは、操作性能、管理性能が大幅に向上。商品マスタデータの登録から、サイト用HTMLの生成、注文管理、在庫管理、送り状印刷、メール送信までの機能が1つにまとめられています。
商品マスタデータの登録画面で画像と商品情報を登録すると、商品詳細説明ページのHTMLが自動的に生成されます。これを確認して、問題がなければWebに公開ということになります。
お客様がサイト上でおこなった注文は FileMaker のデータベースに直接保存され、在庫チェック、確認メールの送信、納品書・送り状の印刷といった一連の作業がスムーズにおこなえます。発送担当者は、該当商品を倉庫からピックアップして梱包、送り状を貼り付けて発送します。商品が売れた時点で在庫がゼロになれば、次回更新時にWebページ上の買い物かごは「完売御礼」のマークに自動的に更新されます。
このシステムのワークフロー自体は、多くのショッピングサイトに共通するものです。しかし、やまとが FileMaker に求めたのは、単にフローがスムーズなだけでなく、お客さまを引きつけられるサイトを効率的に作成できることでした。

メインメニュー

「浴衣屋さん.com」を管理する、FileMaker のシステム。パソコン用/携帯電話用のHTMLを自動生成できる

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3. モデルを活かした、ファッション雑誌感覚のサイトへ

「浴衣屋さん.com」の初期案では、きものや帯などの商品写真がずらりと並び、そこからお客さまに選んでいただくという構成になっていました。しかし、西塚氏は雑誌におけるプロモーションの経験から、まったく違う作りにしなければ売れないと判断します。

「衣類、しかも日常的に着る機会が少ないきものの場合、実際の着姿シーンをお客様自身がイメージできないと買ってもらうことはできません。そう考え、ファッション雑誌を意識した作りを目指しました。」(西塚氏)

そこで、急遽モデルを手配し、ほとんどの商品について実際の着装シーンを撮影しました。こうして撮影したビジュアルを活かすために、写真を大きく見せられるサイトデザインにしたものはもちろん、同時に情報の「鮮度」をアピールできるようにしました。ただ商品を並べるだけでなく、「恋する浴衣」「大人の可憐さ」「レトロ浴衣」など、テーマ別に商品を集めた特集ページを充実させたのです。

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プロフィール

株式会社やまと

プロフィール

1917年(大正6年)創業。38都道府県で着物専門店「やまと」を始めとして、セレクトショップ「なでしこ」、レンタルショップ「おしゃれ」、リサイクルショップ「たんす屋」など、幅広く着物ビジネスを手がける。

http://kimono-yamato.co.jp/

システム構成

    • FileMaker Server
      1ライセンス(VLA)
    • FileMaker Pro
      10クライアント(VLA)

システム開発パートナー

株式会社バルーンヘルプ
http://www.balloon.co.jp

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