開発者インタビュー

時短勤務やリモートワークも採用。子育てと仕事を両立するママ社員が自分らしく働ける職場とは。

それぞれの適正と働き方に応じてチームを組み、お互いにサポートしあえる体制ができている。

株式会社サポータス システムコンサルティング事業本部 FileMaker ソリューション 2 部 Manager の竹縄 亜美さん

ママ部員でもある竹縄さん。会社の枠を超えてママ同士の繋がりを作りたいと立ち上げた「ママ部のブログ」も好評だ。

働き方が多様化し、在宅勤務やリモートワークを選択肢の一つとする企業も増えてきています。株式会社サポータスも、時短勤務やリモートワークを採用し、ママも働きやすい職場づくりに注力している企業の 1 つ。多くのママ社員が、子育てと仕事の両立を求めて入社し、それぞれの強みを活かして活躍しています。

数年前からは、ママが集まる部署を組織体制に取り入れ「ママ部」なる部署を立ち上げたといいます。今回はサポータスママ部の 1 人である竹縄亜美氏にお話をうかがいました。

得意に注力する体制が、短い時間で密度の濃い成果を生み出す。

ママ部には現在、10 人ほどのママ社員が所属しています。そのうち 1 人はフルタイム、それ以外の方は時短勤務で開発業務に携わっています。

時短のママ社員は基本的に、他部署のフルタイムの方とプロジェクトチームを組んで案件を進めます。時短という働き方を選べば、どうしても開発者としての単純な作業時間には限界があります。そのため、それぞれが得意なことに注力してチームにコミットするような体制になっています。

私の場合は、プロジェクトマネージメントや顧客との窓口業務を主に担当しています。元々、論理的に物事を考えることや、お客様の業務フローをイメージしながら設計することが好きだったため、プロジェクトマネージメントを任されるようになっていきました。志向と働き方がうまくマッチしたように思います。他にも、パーツごとの開発作業を中心に担当されている方もいれば、私と同じようにお客様の前へ出ていく方もいます。

チームを組んでいるからこそ、足りないことは補い合いながら、それぞれの適正と働き方に応じた分担ができている環境は本当にありがたく感じますね。

ママだから、でなく、それぞれの人間らしい働き方を求める。

ママの場合、何においても環境次第という部分がとてもたくさんあります。たとえば産休・育休中、復職に備えて何か勉強したいと思ったとき、近くに実家があれば両親に子どもを預かってもらい、勉強会に行くことができるかもしれません。でも、実家が遠かったり、頼れる相手が近くにいなかったりすると、それはすごく難しい。

最近ではオンラインの教材コンテンツが充実しているため、子どものお昼寝中などに動画を見て学ぶことはできるかもしれませんが、余裕のない合間の時間で勉強することはやはり大変です。

仕事も同じで、環境次第といえることが多い。朝、子どもが熱を出して急に休まなければいけなくなったり、小学校の学年が変わるたびにお迎えの時間が変わったり…。

当社の場合、ママ社員だけでなく、代表や他の社員の方もすごく協力的です。「何から何まで規則で縛り、その枠にあてはまらないことで仕事が続けられないなんて、生きづらすぎるし、そういう働き方は人間らしくない。」ママ社員だけでなく、全員がそんなふうに考えてくれているため、柔軟な対応をすることができます。周囲の懐の深さには、何度も助けられています。

仕事で活躍したいママを、独りにしない繋がりを。

ママ部では、仕事のことも育児のこともお互いに相談しています。似た境遇のママ社員がいるので、自分の悩みが職場でも解決してもらえるという安心感があります。

一方で、私たちと同じ悩みを抱えながら、相談できる相手がいないというママも、世の中にはたくさんいるのではないでしょうか。たとえば、「育休産休中で、いずれ復帰したいけど、どういうタイミングで動き出せばいいのかわからない」とか、「一時預かりを利用しながら職場を探せるものなのか」。

そんなふうに 1 人で悩むママたちとの繋がりをつくれないだろうかという思いではじめたのが、「ママ部のブログ」でした。

当社は、FileMaker をベースにシステム開発、サービス提供をしていますが、FileMaker 未経験からの入社者が多く会社自体も FBA(FileMaker ビジネスパートナー) の中では比較的若い会社です。そのため、開発者としてはまだまだ足りていないところもあるかもしれません。

ですが、だからこそ、先輩たちに学びながら、自分たちができることで業界を盛り上げていければと思っています。開発に限ったことでなくても、会社を越えて、ママ同士繋がりを持つことができれば、より働きやすい業界になっていくのではないでしょうか。


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