医療分野での FileMaker 事例

電子カルテやトリアージシステムをはじめ、FileMaker プラットフォームと iPad を活用して、医療業務の効率化を支援するカスタム App の事例をご紹介します。

医療法人杉村会杉村病院 医療機器の安全管理など臨床工学技士の業務をFileMakerプラットフォームでサポート

心臓カテーテル(心カテ)業務や外来業務でも医師とかかわることが多い臨床工学技士が FileMaker でのシステム開発やメンテナンスを請け負った。さまざまなデータを活用し、心臓カテ業務や外来業務、医療機器管理など、医療の安全を支えるシステムを内製化している。

出典元:『ITvision No.50』 2024/03/01

医療 DX で実現、医療メンバーが本来業務に集中できる環境へ

膨大な患者データの管理を FileMaker で行うだけではなく、顔認証システムと連携することで受付業務を簡素化。Apple Watch も活用し、院内のメンバーのコミュニケーションもスムーズに行える。メンバーのアイデアを院長が取り入れて形にする、矯正歯科医院の DX。

出典元:マイナビTech+ 2024/02/29

コロナ禍で沖縄県周産期医療を支えたクラウドサービス

新型コロナウイルス感染症の影響を多大に受けた沖縄県。周産期医療分野では琉球大学病院産婦人科のスタッフが中心となり、県内医療機関と連携するクラウドデータベースを FileMaker で構築。感染妊婦の徹底した管理により、危機的状況を乗り切った。

出典元:マイナビTech+ 2023/12/18

甲府共立病院 循環器レポートシステム「Kada-Report」で,医療材料の登録から医事会計までを連携した心カテ室の物品管理システムを構築

心臓カテーテル検査・治療の動画像や診療情報の管理など、さまざまな心カテ室の業務を「Kada-Solution」がサポート。同院では FileMaker プラットフォームが持つ柔軟性を生かし、多種多様な医療材料の登録から医事会計までを連携させるなど、現場のニーズに合わせシステムを進化させ続けている。

出典元:『ITvision No.49』 2023/12/15

山形大学医学部附属病院 植込みデバイスの診療をFileMakerプラットフォームでデジタル化、カスタムAppで院内業務を効率化

手術から遠隔モニタリングによるフォローアップまで、約 400 人の患者の植込み型心臓電気デバイスに関連する業務をサポートする App「植込みデバイス台帳システム」。デジタル化によって正確な情報を確実に残せるようになり、チーム内でさまざまなデータの共有が容易になった。

出典元:『ITvision No.49』 2023/12/01

CROSS TALK(CEO対談) 園生智弘 氏(TXP Medical CEO)× ブラッド・フライターグ氏(Claris International Inc. CEO )

「医療データで命を救う。」の理念の下、救急医療分野のデジタル化に取り組む TXP Medical 社 園生智弘氏と Claris ブラッド フライターグ両 CEO の対談。医療現場のさまざまなニーズに FileMaker がどう有用か、これまでの実績とこれからの可能性について語る。

出典元:『ITvision Special Contents』 2023/07/25

和歌山県立医科大学附属病院 高度救命救急センターの診療データを一括管理して,大学病院での臨床,教育,研究を支援する「NEXT Stage ER」

和歌山県の救急医療の「最後の砦」である同センターでは、2002 年からさまざま診療情報の管理に FileMaker を活用してきた。2023 年には FileMaker プラットフォームで開発された TXP Medical 社の NEXT Stage ER を導入。同センターが NEXT Stage ER によってどのようにデータを活用し、診療を充実させていくのかを紹介する。

出典元:『ITvision No.48』 2023/07/18

東京都立広尾病院 院内の情報を集約・解析し診療判断を支援する、高速でリアルタイム処理が可能な診療支援システムを FileMaker で構築

コロナ禍を機にめまぐるしく変化する検査方法や体制、新しい治療薬……さまざまなアップデートが求められる医療の現場をサポートしているのは、医師自らの知識や経験を反映させた独自の診療判断支援システムだった。歴史ある都立病院に FileMaker プラットフォームがもたらした医療 DX とは。

出典元:『ITvision No.48』 2023/07/03

塩之谷整形外科 「足と靴」「爪」に特化した外来のカルテをClaris FileMaker CloudとiPadで構築,きめの細かい診療に活用

日本では数少ない足と靴に特化した診療を行う塩之谷整形外科。25 年来蓄積してきた足と靴・爪の症例データを治療に役立ている。自身も FileMaker のヘビーユーザで、電子カルテシステムの構築に意欲的な院長・塩之谷香氏の FileMaker 活用術に迫る。

出典元:『ITvision No.47』 2023/03/15

福岡徳洲会病院  多職種がかかわる心カテ室のチームワークをFileMakerプラットフォームの「GOODNET」による情報連携でサポート

循環器内科の医師や看護師のほか、検査科、臨床工学(CE)科、診療放射線科と、さまざまな部門のスタッフが医療にあたる心臓カテーテル室。手書き資料やホワイトボードで管理していた業務を FileMaker プラットフォームの「GOODNET」で運用することにより、チーム内の連携や作業効率の向上を図っている。

出典元:『ITvision No.47』 2023/03/01

膵臓がんの早期発見に期待されるリキッドバイオプシー。実現に向けて推進する精密医療 DX とは。

ゲノム医療を膵臓がん(膵がん)の早期発見につなげようと研究している旭川医科大学内科学講座がんゲノム医学部門 教授の水上裕輔氏らのチームでは、検体や医療情報、ゲノム解析情報などの管理システムを Claris FileMaker Cloud で構築・運用し、精密医療 DX を推進している。

出典元:マイナビTech+ 2023/02/13

豊田地域医療センター 身体機能や認知機能をトータルで把握するユニークな「サフロ健診」のデータ管理をClaris FileMakerプラットフォームでローコード開発

“サフロ”とはサルコペニア,フレイル,ロコモティブシンドロームの頭文字を取った造語で,加齢に伴う心身の変化をトータルにチェックするものだ。愛知県豊田市の豊田地域医療センターでは、このサフロ健診で発生するさまざまなデータの記録,管理にClaris FileMakerプラットフォームで開発されたシステムが活用されている。

出典元:『月刊インナービジョン2022年11月号』 2022/11/10

医療法人鉄蕉会 亀田 IVF クリニック幕張 生殖医療クリニックの内製化。Web 問診票システム導入のインパクトとは

電子カルテをより使いやすく。サブカルテシステムを内製し Web 問診票システム導入することで、患者の負担も減り、看護師の残業時間も半減した。医療の発展に貢献するさまざまなデータ活用法を紹介。

出典元:Claris ブログ 2022/10/20

FileMaker の開発や医療業界の経験がない人でも、これまでの経験が確実に生かせる――医療の質改善を目指すベンチャーで働く魅力とは

患者情報記録管理システムや救急隊業務効率化アプリなど、現在、医療現場にさまざまなツールを提供している TXP Medical。同社を支えるエンジニアたちの医療現場や FileMaker との出会いについて、また同社で働く魅力について話を聞いた。

出典元:CodeZine 2022/10/3

救急隊を巻き込んで進化する医療システムの裏側を解説――音声入力と OCR 技術が救急医療現場に革新をもたらす?

救急医療の現場では患者情報の共有が重要だが、急を要する場面で紙とペン、そして電話でデータを記入していくのには限界がある。その問題を解決するための音声入力と OCR 技術を利用したシステムの開発に FileMaker が一役買っている。

出典元:CodeZine 2022/9/15

一般のシステム開発と何が違う?―― IT エンジニアが医療系のシステム開発に携わる魅力・醍醐味とは

IT インフラが古いためにシステム開発が進まない医療現場の DX に挑む。 FileMaker で開発するメリットや、エンジニアが医療系システムの開発に携わる醍醐味などについて、 TXP Medical の水島克幸氏が語る。

出典元:CodeZine 2022/8/18

株式会社祥ファクトリ ローコード開発で生み出された訪問看護の現場力 〜働くスタッフ一人ひとりを大切にする取組み〜

2 ~ 3 年ごとに改定される診療報酬、及び介護報酬への対応などにより、煩雑になりがちな事務作業を Claris FileMaker で効率化。既成アプリでは実現できない現場ニーズに「カスタム App」で対応する。

出典元:Claris ブログ 2022/8/17

なぜ医療現場の DX は進まないのか? FileMaker が支える、救急医療システムの開発を阻む意外な"壁"

多くの現場の医師達が課題としつつも、実現が難しい IT による医療システムの最適化。その背景と、どのように医療現場の DX を進めていったのかを、現場の医師でありながらエンジニアとして医療システムを開発する園生智弘氏に伺った。

出典元:CodeZine 2022/7/20

医療法人だいわ会 いしかわ願寿ぬ森(がんじゅぬむい) 介護施設の業務システムの9割以上をClaris FileMakerを用いたローコードで開発しユーザーファーストの運用を実現

沖縄県うるま市で入所,通所リハビリテーションなどのサービスを提供している医療法人だいわ会いしかわ願寿ぬ森では、常務理事の新保雅則氏を中心に Claris FileMaker で作成したカスタム App を活用して、介護業務全般を支援している。

出典元:『ITvision No.46』(『月刊インナービジョン2022年7月号』) 2022/7/15

静岡県立こども病院 循環器センターのネットワークを「GOODNET 7」で統合し小児循環器の多彩な診療情報をデータベース化

静岡県立こども病院循環器センターでは、循環器統合ソリューション「GOODNET 7」〔ニプロ(株)〕を導入、Claris FileMakerで開発された「G-Record」を採用し、心臓カテーテル(心カテ)検査、超音波検査、手術台帳やレポートのデータベース化を進めている。

出典元:『ITvision No.46』(『月刊インナービジョン2022年7月号』) 2022/7/1

全国の救急医療現場が抱える課題とは?――DXに取り組む医療スタートアップに訊く、"命を救う"ためのシステム開発

救急集中治療の現場で奮闘する医師でありながら、アプリを開発するエンジニアでもある園生智弘氏が作り出した"救急隊を巻き込んで進化する医療システム"は、デジタル化にとどまらずプロセス自体を変革して新しい救急の現場を実現しようとしている。

出典元:CodeZine 2022/5/16

砂川市立病院 市立病院の経営改善をローコード開発のシステムで解決 〜診療報酬の請求漏れをチェックするカスタムAppを院内開発

砂川市立病院では基幹の電子カルテシステムに加えて Claris FileMaker で構築した診療支援システムが稼働している。現在では電子カルテと連携した診療サポートから病院の経営支援,働き方改革まで,医療現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を可能にするシステムに発展している。

出典元:『ITvision No.45』(『月刊インナービジョン2022年3月号』) 2022/3/1

株式会社楽楽館 リハビリ施設での電子カルテ導入でサービス向上

デイサービスと通所型リハビリテーション合わせて 5 施設の職員たちが活用できるよう、「使い勝手のよさ」にこだわったシステムを開発。電子カルテを始めとする情報共有の質の向上により、施設利用者へのサービスの質も向上した。

出典元:Claris ブログ 2021/9/6

松波総合病院 ワクチンを守れ!クラウドを活用した IoT アプリ開発

新型コロナワクチンの職域接種で使用する冷蔵庫の温度管理のために、FileMaker Cloud と Connect、IoT センサーを活用する松波総合病院の事例を紹介。

出典元:Claris ブログ 2021/8/10

医療法人美脳 札幌美しが丘脳神経外科病院 iPhone と FileMaker を活用した“スマートホスピタル“を構築して安心で安全な医療を提供

札幌美しが丘脳神経外科病院は、FileMaker プラットフォームと iPhone などのモバイルデバイス、音声入力などを活用した “スマートホスピタル” を構築し、安心・安全な医療の実施とスタッフの業務負担の軽減を実現した。

出典元:『ITvision No.44』(『月刊インナービジョン2021年7月号』) 2021/7/1

徳島県立中央病院 「NEXT Stage ER」による救急外来のデジタル化でデータに基づいた臨床,教育の環境を構築

徳島県立中央病院の救命救急センターでは,2019年9月からClaris FileMakerプラットフォームで開発された救急医療情報システム「NEXT Stage ER」〔TXP Medical (株)〕が稼働した。

出典元:『ITvision No.43』(『月刊インナービジョン2021年2月号』) 2021/2/15

宮崎市郡医師会病院 地域で最先端の循環器医療を展開する心臓病センターの診療を支える「GOODNET 7」

宮崎市郡医師会病院は、1984年以来、地域の基幹病院として急性期医療を担ってきた。診療を支える循環器情報ネットワークとして,Claris FileMakerプラットフォームを採用した「GOODNET 7」〔ニプロ(株)〕が導入された。

出典元:『ITvision No.43』(『月刊インナービジョン2021年2月号』) 2021/2/1

松山中平歯科クリニック - 医療 IT 化で人にしかできないことを。データ活用が患者と医療の未来につながる。

口腔内全般の治療を行うこのクリニックでは、 IT を駆使した情報管理で業務効率化を実現している。

出典元:Claris ブログ 2020/11/09

新型コロナによる医療崩壊を防ぐ CRISIS アジャイル開発の真価

COVID-19 重症患者に対応する医療リソースを把握、医療施設を支援する「横断的ICU情報探索システム」は Claris FileMaker でローコード・アジャイル開発。

出典元:Claris ブログ 2020/10/01

記録だけではなく「連携」を可能にする電子カルテで、健康寿命を延ばす。

札幌市の Do-Clinic では、Claris FileMaker で医師と理学療法士 (PT) が連携することで、痛みの根本を治療し健康状態の維持を実現している。

出典元:Claris ブログ 2020/08/25

札幌医科大学によるコロナ感染者受入れ調整効率化への取り組み

新型コロナ感染症の拡大により医療崩壊の危機に直面していた札幌。病院ごとの受け入れ可能患者数の見える化、リアルタイムな情報連携を Claris FileMaker で実現している。

出典元:Claris ブログ 2020/05/20

札幌市 Do-Clinic 整形・運動器リハビリテーション  

電子カルテ「ANNYYS_D」とiPadを活用して,整形外科医と理学療法士が連携した運動療法を核とした診療を展開

札幌市中央区の Do-Clinic(ドゥクリニック)は,札幌市電の「西15丁目」停留場近くに 2019 年 6 月に開院した,整形外科・運動器リハビリテーションの専門クリニックである。同クリニックでは,電子カルテシステムに FileMaker プラットフォームで構築された「ANNYYS_Developer 版」を導入し,PACS やさまざまな検査機器を連携した診療情報システムを構築している。

出典元:『ITvision No.42』(『月刊インナービジョン2020年7月号』) 2020/7/1

専門クリニックの医療情報システムを電子カルテから,予約,カテ台帳,勤怠管理までFileMakerプラットフォームで構築

愛知県知立市のあいちハートクリニックは,心臓血管外科医の深谷俊介院長,循環器内科医の村瀬 傑副院長,そして臨床工学技士・看護師・救急救命士で事務長を務める山口敏和氏が立ち上げた循環器専門クリニックである。2017年9月に開業した同クリニックでは,臨床検査技師の矢野 斎課長を中心に,クリニックの情報システムをFileMakerプラットフォーム(販売元:クラリス・ジャパン)で構築している。電子カルテシステムには,「ANNYYS(エニーズ)」を採用し,ベンダー製のPACSなどと連携してトータルな医療情報システムを構築しているほか,カテーテル室の管理台帳から勤怠管理まで,専門クリニックの診療のワークフローにきめ細かく対応したシステムを作り上げている。

出典元:『ITvision No.41』(『月刊インナービジョン2020年2月号』) 2020/2/3

北見市医療福祉情報連携協議会 - 北まるnet
地域の限りある医療・介護資源の有効活用へ。FileMaker による医療・介護情報連携システムで実現

医療機関とケアマネジャー間の退院調整に、FileMaker を基盤に構築された「北まるnet」を活用することで、退院時連絡率が導入前の 40% から 80% に向上した。

FileMaker お客様事例 2019/10/31

FileMakerプラットフォームによる地域連携ネットワークの構築 ─DASCH Proから北まるnetへ

北まるnetのシステムを開発した株式会社DBPowersの有賀啓之さんが開発の経緯やシステム概要について解説します。2011年、北見市医療福祉情報連携協議会(以下、協議会)は、医療と介護の従事者間で連携し、スムーズな退院支援を実現することを目的とした「北まるnet」を構想していました。そこでは、「継続的な実現」性が特に重要視され、その場限りの単発で終わらない育てていけるシステム、が求められていました。

出典元:innavi net(ケアビジョン Vol.2[2019年10月1日発行]より転載) 2019/10/29

協議会の取り組みと北まるnetの現状とこれから

北見市医療福祉情報連携協議会 システム構築専門部会長、北星記念病院 医療情報管理室 室長の田頭 剛弦さんが北まるnetの内容について解説します。

出典元:innavi net(ケアビジョン Vol.2[2019年10月1日発行]より転載) 2019/10/22

地域医療と介護をつなぐ『北まるnet』
持続可能なシステムでめざす安心できる地域づくり

団塊世代が75歳以上となる2025年に向けて、地域包括ケアシステムの構築が全国で進められています。その要の一つとなるのが、医療と介護の連携です。今回、ICTを活用した医療介護連携に取り組む北海道北見市の事例を紹介します。

出典元:innavi net(ケアビジョン Vol.2[2019年10月1日発行]より転載) 2019/10/15

FileMakerで構築された,救急/ERに特化した「NEXT Stage ER」で,救命救急センターの診療データの電子化を実現

自治医科大学附属病院救命救急センターは,三次救急医療施設として下野市,小山市など栃木県南部と茨城県の一部をカバーしている。同センターでは2019年春に,FileMakerプラットフォームで構築された救急/ER向けの患者情報記録管理システムである「NEXT Stage ER」(TXP Medical)を導入した。

出典元:『ITvision No.40』(『月刊インナービジョン2019年7月号』) 2019/7/1

FileMakerプラットフォームの「GOODNET」を中心にした情報共有で,安全で効率的なカテ室運用を実現

三田市民病院は,地域医療支援病院として兵庫県三田市を中心とする約30万人に対する急性期医療を担っている。同院で 2009年に立ち上げた心臓センターでは,循環器部門システムとして「GOODNET」(グッドマン)を導入,FileMakerプラットフォームの特長を生かし,映像配信システムなどとも連携して,安全かつ効率的なカテーテル検査室の運用を行っている。

出典元:『ITvision No.39』(『月刊インナービジョン2019年2月号』) 2019/1/25

院内の臨床データベースをFileMakerプラットフォームで統合し,臨床研究のさらなる質の向上をめざす

公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院は,大阪市北区の総合病院として29診療科で高度急性期・急性期医療を提供しているが,同時に京都大学と密接に連携して学術研究を行う医学研究所の付属病院として,医学研究に力を入れているのが特色だ。同院では,各診療科でFileMakerに集積された臨床データベースを,共通のプラットフォームで統合し入力項目の共通化や横断検索を可能にした“統合臨床データベースシステム”の構築を進めている。

出典元:『ITvision No.39』(『月刊インナービジョン2019年2月号』) 2019/1/21

全国を網羅する精度の高いデータベースへ、日本脳卒中データバンク事業

日本脳卒中データバンク事業は、全国の医療機関で脳卒中治療を受けた患者の発症状況や検査結果、治療内容などのデータを収集・解析し、診療現場や研究機関に提供してきた。その脳卒中レジストリーの症例登録システムの1つとして長く利用されてきたのが、FileMakerプラットフォームである。

出典元:日経デジタルヘルスオンライン 2018/7/26

IoTセンサーで見守り、ファイルメーカー

ファイルメーカーは、IoT向け通信技術LPWA(Low Power Wide Area)とFileMaker Cloudを活用した在宅介護サービス利用者向けの見守りサービスを「国際モダンホスピタルショウ2018」(2018年7月11~13日、東京ビッグサイト)に参考出品した。室温や加速、呼び出しセンサーを用いて在宅介護者の生活環境を見守り、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の効率化を狙う。

出典元:日経デジタルヘルスオンライン 2018/7/18

国立病院機構 大阪医療センター
連携医療機関のインターネット外来予約、災害時の電子診療記録として威力を発揮するFileMakerプラットフォーム

地域医療連携の推進のため従来の電話・FAXに加え、FileMaker Cloud を利用したインターネット外来予約を新設。午後5時~8時の夜診の時間帯でもすぐに予約確定。

FileMaker お客様事例 2018/7/11

臨床工学部の情報管理をFileMakerによるユーザーメードシステムをベースにベンダーと連携して構築

滋賀県立総合病院(旧・滋賀県立成人病センター)は,2018年1月に電子カルテシステムなど病院情報システムを更新した。臨床工学部では,技師長の髙垣勝氏を中心にFileMakerプラットフォームによる部門システムを構築してきたが,更新を機に電子カルテシステムとの連携強化,遠隔モニタリングシステムの効率的な運用を目的として,FileMakerでのシステム構築に豊富な実績を持つソフトクオリティ(京都市,齊藤孝行社長)と連携した構築を行っている。

出典元: 『ITvision No.38』(『月刊インナービジョン2018年7月号』) 2018/7/2

できるだけ抜かない診療:予防歯科に注力
患者利益を考えてFileMakerで構築した歯科診療情報システム

1998年7月に開業、2004年に医療法人化したふじわら歯科医院は、院長・理事長の藤原夏樹氏と6人の歯科衛生士で、1日45~50人の患者に対応する。同院では、FileMakerとFileMaker Goを利用したiPad Proによる診療情報システムが2016年1月から稼動している。

出典元:日経デジタルヘルスオンライン 2018/6/11

日立総合病院の救急外来・集中治療データ管理システム

日立総合病院では、救急外来・ER診療に特化したデータ管理システム「Next Stage ER」が開発・運用されている。FileMakerを用いて開発された同システムは、救急現場の業務を妨げない入力方式と多職種スタッフが情報共有できるユーザーインターフェースを実装、さらに、臨床研究での活用に好都合な標準コードによるデータ蓄積を可能にしている。

出典元:日経デジタルヘルスオンライン 2018/5/14

札幌 豊生会の地域医療を支える情報共有システム

札幌市東区を拠点として医療・介護・福祉の継続したサービスを提供する医療法人社団 豊生会は、医療情報共有システム「HoNet」を運用、グループのクリニックと訪問看護ステーションが一体となって地域の在宅医療を支えている。HoNetは、クリニックの医師がFileMakerを用いて自ら開発。医療IT開発会社の協力を得て機能強化し、豊生会の準基幹システムとして運用している。

出典元:日経デジタルヘルスオンライン 2018/3/29

社会医療法人財団石心会 埼玉石心会病院
FileMakerプラットフォームの「NeuroAgent」で脳神経外科の情報をデータベース化して低侵襲治療の評価に取り組む

埼玉県狭山市の埼玉石心会病院は,2017年11月1日に移転,新築オープンした。同院は,「断らない医療」と「患者主体の医療」の実践を掲げ,年間7000台以上の救急車を受け入れるなど,急性期病院として地域医療に貢献してきたが,新病院では理念はそのままに体制を充実させ,患者の療養環境や職員の働く環境にも配慮した設備を整えた。その中核ともなる低侵襲脳神経センターでは,FileMakerプラットフォームの「NeuroAgent」〔開発:ソフトクオリティ,販売:キヤノンメディカルシステムズ(旧・東芝メディカルシステムズ)〕が稼働した。

出典元: 『ITvision No.37』(『月刊インナービジョン2018年2月号』) 2018/2/1

歯科医自身が「FileMaker」で構築 「全くの初心者だった」歯科医が開発した補綴治療計画ツールに込める思い

恵愛歯科クリニックが「FileMaker Pro」で独自開発したソフトウェア「Owlview(アウルビュー)」。なぜ歯科用ソフトウェアを院長自身が開発したのか。工程や費用はどうだったのか。院長の杉原 新氏に聞いた。

出典元: TechTargetジャパン 2018/1/24

iPhoneを有効活用するオガタファミリークリニックの取り組み 医療の確実性を支えるFileMakerプラットフォーム

データベース・モバイルアプリ開発プラットフォームの「FileMakerソリューション」は、医療機関で広い支持を集めている。2017年2月に開業した婦人科及び不妊治療の専門病院「オガタファミリークリニック」もこのFileMakerを中心とした院内システムを導入しているが、そこには医療の人為ミスを防ぐための工夫が凝らされていた。

出典元:Mac Fan 2018年2月号

患者に支持される歯科医院へ、業務と患者対応力を見える化ーFileMakerで構築した歯科医院運営支援システム

山口市のひで歯科クリニックでは、歯科衛生士の日々の業務内容を見える化し、患者への対応を円滑にするため、FileMakerを用いた医院運営支援システムを独自開発して運用。患者に対するスタッフの実施業務を詳細に記録して、運営状況を明確にするとともに、患者サービス向上やスタッフのモチベーション維持に生かしている。

出典元:日経デジタルヘルスオンライン 2017/12/27

小規模病院とケアサービスの複数施設を効率運営するための情報システムー院内開発でここまでできる! 志田病院のチャレンジ

佐賀県鹿島市の医療法人天心堂 志田病院(48床)は、院内のほとんどの情報システムを職員自らの手で開発・運用してきた。電子カルテ導入に踏み切れない小規模病院が医療の効率化に迫られ、ユーザーメードで医療IT化を進展させた好例である。医療現場のスタッフが要望する“自らの業務にフィットしたツール”を実現するため、3人のシステム開発担当者が、FileMakerプラットフォームによる開発手法を習得し、年間300件にも及ぶカスタムアプリケーションの開発・運用を行っている。

出典元:日経デジタルヘルス 2017/12/7

診療に役立つITツールを必要に応じて開発

糸島こどもとおとなのクリニック(福岡県糸島市)は、紙カルテ運用を支援するための記事作成ツールや、身体の痛みなどに対する評価・治療法であるマッケンジー法の記録ツールなど、診療現場であったら便利なITツールを、医師自らFileMaker Proを用いて開発・運用している。誰でも直感的に使えることをコンセプトに、基本的な機能を駆使してシンプルなシステムを構築した。手軽に取り組めるFileMaker Proを使用した、ユーザーメード医療ITの“事始め”的な一例といえる。

出典元:日経デジタルヘルス 2017/11/02

精神科向けモバイル訪問看護記録システムを施設自ら開発

精神科の在宅医療に取り組む愛知県大府市の特定医療法人共和会共和病院。精神科に特化した訪問看護ステーションの新設にあたり、FileMakerをプラットフォームとした精神科在宅医療向けの訪問看護記録システムを自院で開発し、運用している。利用者宅訪問の際、看護記録を出先で入力することで、記録業務を効率化、ステーション帰所後の記録作成による残業ゼロを実現している。

出典元:日経デジタルヘルス 2017/10/06

データ入力から症例登録データベースまで1つのプラットフォームで構築

日本集中治療医学会は、集中治療室(ICU)入室患者の症例登録データベースである「日本ICU患者データベース」(Japanese Intensive care Patient Database:JIPAD)を2014年1月から運用している。重症度や死亡率の比較による集中治療の客観的な評価を提供することで参加施設の治療成績の向上を目指すほか、特定集中治療室管理料などの診療報酬に関する提言や、医療資源の適正配分などを支援する狙いがある。このJIPADの核となるデータベースと参加施設のデータ入力システムのプラットフォームとして採用されているのが、FileMakerである。

出典元:日経デジタルヘルス 2017/08/09

FileMakerを核にした病院情報システム「M@TRICS」など,先進的な医療ITソリューションを支える独自の開発体制を構築

岐阜県羽島郡笠松町の松波総合病院は,民間病院ながら岐阜大学,県総合医療センター,岐阜市民病院とともに県の急性期医療を担う医療機関として中核病院の役割を担っている。同院は,2014年の新病棟建設を核とする病院リニューアルに合わせて電子カルテシステムを導入し,従来から活用してきたFileMakerによる診療支援システムCSS(Clinical Support System)と連携した新たな病院情報システム「M@TRICS(Matsunami Total Realtime Information and Communication Systems)」が稼働した。

出典元:インナビネット 2017/07

診療スタイルに合った使いやすい電子カルテ環境構築

「FileMakerをベースとした電子カルテを探していた」――というのは、福岡市で「点滴・予防クリニック」の院長を勤める医師の前田晋至氏。クリニック開設に伴い、電子カルテソリューション「ANNYYS(エニーズ)_Developer版」を自ら導入・運用している。FileMakerをベースに開発された同電子カルテの特長を生かして、機能追加のためのカスタマイズを行い、自ら開発したカルテ入力支援ソフトとの連携を図ることで、診療スタイルに合った使いやすい電子カルテ環境を構築している。

出典元:日経デジタルヘルス 2017/05/15

生殖補助医療の業務支援、FileMakerとiPhoneでここまでできる!

ダブルチェック体制と、卵子や精子、受精卵などの配偶子(検体)認証システムの導入により、胚培養士の心理的負担を軽減し、患者さんへ安心感を提供したい――。体外受精治療において、検体の取り違えはあってはならない。生殖補助医療専門クリニックのオガタファミリークリニックが開業に向けたシステム整備で最も重視したのが、検体の取り違えを防ぐ認証システムだ。プラットフォームとしたFileMakerとiPhone/iPod touchは、検体の個別認証や凍結管理をはじめ、生殖補助医療に関わる様々な業務支援に活用されている。

出典元:日経デジタルヘルス 2017/03/28

FileMakerプラットフォームの「GOODNET」で循環器のカテーテル検査,心エコー検査のレポートを柔軟でオープンな環境で運用

2017年東京警察病院(診療科23,415床)は,警察関係者のみならず,救急や高度医療の提供で地域中核病院の役割を担っている。同院は,2008年に千代田区飯田橋から中野区の現在地に新築移転し,電子カルテシステムを導入して院内の全面デジタル化を進めた。

出典元:インナビネット 2017/02

多職種連携の情報ハブ強化へ、在宅医療支援システムを独自開発

兵庫県・神奈川県で5施設の在宅療養支援診療所を運営する医療法人 おひさま会では、患者・家族、医療機関、介護機関の窓口となり、各施設・職種の業務をサポートする専門職「メディカルスタッフ」が活躍、「情報のハブ」の役割を担っている。このメディカルスタッフの業務を支援するシステムとして構築され、発展してきたのがFileMakerで構築・運用されている「おひさまシステム」だ。今では、多職種による情報の適切な流通・共有を実現するシステムとして発展し、在宅医療に特化したクリニックの経営強化・効率化に役立っている。

出典元:日経デジタルヘルス 2016/12/22

心血管インターベンション治療を高度にサポート

2016年8月22日に循環器の専門クリニックとして札幌市内に開院した華岡青洲記念 心臓血管クリニック。理事長・院長である華岡慶一氏を含め、8名の医師すべてが循環器専門医であり、日本心血管インターベンション治療学会専門医や日本不整脈心電学会認定不整脈専門医の資格を併せ持つメンバーもいるスペシャリスト集団である。その診療・治療を高度にサポートすべく、最新鋭の血管撮影装置やCT装置、循環器部門向けDICOMソリューションが導入された。その中の1つであるフォトロン メディカル イメージングの循環器向けレポーティングシステム「Kada-Report4」は、FileMakerプラットフォームにて開発されたシステムだ。

出典元:日経デジタルヘルス 2016/12/16

FileMakerカンファレンス2016,J-SUMMITSと共催したメディカルセッションを開催

FileMakerのユーザーやディベロッパーが集合する国内最大のイベントであるFileMakerカンファレンス2016が,2016年11月9日(水)〜11日(金)の3日間,東京都千代田区のKITTE内のJPタワーホール and カンファレンスで開催された。今年は"カスタム App(FileMakerで構築した業務アプリケーション)を作成し,未来をデザインしよう"をテーマに,ユーザーによる開発・導入事例,開発テクニックの紹介,スキル向上のためのワークショップ,FBA(FileMaker Business Alliance)や協賛企業による展示(ショウケース)などが行われた。

出典元:インナビネット 2016/11/21

煩雑なベッドコントロール、iPadで迅速対応

病床を効率的に運用するためのベッドコントロールは、病院収入に直結する重要な業務である。スムーズな入退院、転棟・転出のために、各診療科の医師や各病棟・外来看護師、医療相談室などさまざまな職種と連携を取ることが必要だ。

出典元:日経デジタルヘルス 2016/07/28

病床利用率や入退院の推移の情報を表示して,適切な病床管理とチーム医療を支援する「ベッドコントロールシステム」を構築

済生会松山病院(病床数199床,診療科14科)は,松山市西部地域唯一の公的病院として保健・医療・福祉を含めて地域に根ざした医療を提供している。同院は,松山医療圏の救急輪番制担当病院として夜間救急を行っているが,救急患者受け入れのための病床管理を行う「ベッドコントロールシステム」をFileMakerで構築した。基幹の電子カルテからデータを取り込み,病床稼働率や入退院患者数などの推移を先の推測を含めて表示して,病床管理に必要な情報を表示するほか,検査や給食のデータとリンクして重症度や看護必要度,特別食提供のタイミングなどの情報も提供し,チームによる病棟業務をサポートしている。このベッドコントロールシステムについて,発案者の1人でもある宮岡弘明院長と,FileMakerを活用してユーザーメードで構築した医事課の後藤道洋課長に取材した。

出典元:インナビネット 2016/07/01

全部門の日常業務で欠かせない現場開発の業務支援ツール
名古屋第二赤十字病院:WGが主導するFileMaker活用

地元で「八事日赤」として知られる名古屋第二赤十字病院。古くから多くの診療科の医師によってFileMakerを業務支援システムとして活用してきた。電子カルテシステム導入以後、中央管理のFileMaker Serverで全部門のファイルを管理するようになり、基幹システムとの連携により、日常業務で欠かせないツールになっている。各部門の医師や事務職員で構成される「FileMakerワーキンググループ」が、アプリケーション開発や使い方を主導するとともに、ファイルメーカー社の協力を得ながらトレーニングを通じて職員のスキルアップを図っている。

出典元:日経デジタルヘルス 2016/06/15

透析支援機能装備の電子カルテで情報共有強化
FileMakerプラットフォームで構築されたCANVAS Clinicを導入

メディカル- サテライト・名古屋では、これまで透析装置ベンダーの透析業務システムを導入・運用してきたが、カルテの電子化は実現していなかった。「透析業務システムで業務の流れやスタッフの動きをコントロールできていました。しかし、医師、看護師、臨床工学技士、管理栄養士、ソーシャルワーカーなども含めたチーム医療を強化するために、スタッフ全員で情報共有することが課題でした」。院長の横山氏は、電子カルテ導入の必要性をこう強調する。

出典元:透析ケア 2016年7月号

回復期病院のチームケアを支えるリハビリ業務支援システム
小松島病院:FileMakerで構築・拡張し続けた病院情報管理システム

患者さんの起床時から就寝前まで、生活動作や運動機能の回復にほとんどの時間が費やされる回復期リハビリテーション病棟。「計画通りに在宅復帰を実現するために、医師を含めた病棟スタッフ全員が情報を共有しながら適切な訓練、ケアを行うことが重要。情報共有や業務効率向上にシステムによるサポートは欠かせません」と強調するのは、小松島病院リハビリテーション部 部長の東田武志氏。同氏がFileMakerで開発したリハビリテーション支援システムを中心とした小松島病院情報管理システムは、回復期医療を担う同病院に不可欠のツールとなっている。

出典元:日経デジタルヘルス 2016/05/10

薬剤部の業務効率化を実現したiPad Proによる薬剤識別・検索システム
ゆうあいホスピタル:FileMakerを利用したユーザーメード医療ITを構築・運用

新規外来・入院患者の治療を開始する際、他院で処方された「持参薬」を確認することは重要とされる。しかし日々、大量の持参薬鑑別・報告書を作成する薬剤師の業務負担は大きい。そこで、徳島県三好郡みよし町のゆうあいホスピタルでは、FileMakerを基盤としたカスタムApp:薬剤識別支援システム「薬速」を薬剤師自らが開発、運用している。現場の力で開発・試用・評価・改修を重ねながら、“かゆいところに手が届く”使い勝手の良いシステムを実現した。

出典元:日経デジタルヘルス 2016/03/18

世界標準の臨床研究支援ツール“REDCap”とFileMakerを活用して,セキュアで効率的なデータ入力が可能な多施設登録システムを構築

大阪大学医学部附属病院未来医療開発部REDCapグループでは,米国で開発された臨床研究支援ツールである「REDCap(Research Electronic Data Capture)」を活用して,大阪心臓血管外科研究会の手術データベースを構築した。REDCapとFileMakerを利用して,匿名化などのセキュリティの向上を図ると同時に,現場や事務局の業務負担の軽減を図った。

出典元:インナビネット 2016/02/21

医療法人社団千栄会 高瀬クリニック
FileMakerベースのCardioAgent proレポートシステムや冠動脈CTレポートなどで循環器医療に特化した診療をサポート

同クリニックの機器は,ほとんどが東芝メディカルシステムズ社製であり共同研究サイトの役割を担っているが,動画像ネットワークについても「CardioAgent pro(以下,CardioAgent)」が導入されている。CardioAgentの循環器レポートシステムにはFileMakerプラットフォームが採用されているほか,CTや超音波検査のレポートについてもFileMakerによるユーザーメードシステムが構築されている。放射線部の佐野始也技師長にCardioAgentとFileMakerによるネットワーク構築について取材した。

出典元:インナビネット 2016/02/15

デジタルヘルス事例/遺伝子診断の診断率向上に期待、日本人難聴遺伝子変異データベースの構築・活用

日本人における先天性難聴の原因遺伝子解析と、その臨床応用に取り組んできた信州大学医学部耳鼻咽喉科学教室。その成果は、先進医療の承認を経て、2012年度の診療報酬改定で、先天性難聴の遺伝学的検査に対する保険適応の実現に結びついた。従来、30%程度だった難聴遺伝子変異の検出率を50~60%に向上させるべく、次世代シーケンサーを用いて2600例を超える日本人難聴患者の遺伝子解析を行い、日本人難聴遺伝子変異の大規模統合型データベースをFileMakerで構築。扱いやすさというFileMakerのメリットを生かして、真の病的遺伝子変異の同定を加速し、さらなる臨床へのフィードバックに取り組んでいる。

出典元:日経デジタルヘルス 2015/09/16

デジタルヘルス事例/不妊治療の診療録、培養管理などのデータを一元管理

生殖補助医療(不妊治療)に取り組んでいる越田クリニックは、汎用的なメーカー製電子カルテでは不十分として、FileMakerをプラットフォームとする生殖医療用電子カルテを開発・導入し、診療情報を管理している。データに基づいた治療計画とその実施が重要視される生殖医療で、治療成績向上に向けた効率的なデータ管理を行っている。

出典元:日経デジタルヘルス 2015/08/21

「iPad」で検体管理 国立長寿医療センターのバイオバンク事業を支えるシステム

国立長寿医療研究センターが2012年4月に発足させた「長寿バイオバンク」。その運用効率を高めるために同センターが採用したシステムを紹介する。

出典元:Tech Targetジャパン 2015/08/21

FileMaker カンファレンス in 大阪 2015
透析,不妊治療,訪問看護記録などFileMakerを利用したソリューションを紹介

「FileMaker カンファレンス in 大阪 2015」が,2015年8月6日(木),7日(金)の2日間,大阪市北区中之島の大阪府立国際会議場で開催された。

出典元:インナビネット 2015/08/19

国際モダンホスピタルショウ2015 「FileMaker」で医療向けソリューション、続々

米FileMaker社の日本法人であるファイルメーカーは、「国際モダンホスピタルショウ2015」(2015年7月15~17日、東京ビッグサイト)で、同社製品の「FileMaker」をプラットフォームとして医療向けソリューションを開発するFBA(FileMaker Business Alliance)パートナー各社の製品を集めて展示・紹介した。今回出展したパートナー企業は、イエスウィキャン、エムシス、オネスト、キー・プランニング、計測技研、ジェネコム、ジュッポーワークス、テクニカル・ユニオン、トップオフィスシステムなど(50音順)。

出典元:日経デジタルヘルス 2015/07/21

デジタルヘルス・レポート/救命救急外来でのリアルタイム診療記録記載は可能か

救命救急外来でのシステムによるリアルタイムの診療記録記載は可能か――。メーカー製電子カルテの入力・参照インターフェースとしてFileMaker Proを利用している国立病院機構 大阪医療センターは、この仕組みを用いて高速入力用テンプレートによるER経過記録ツールを2014年1月より運用している。

出典元:日経デジタルヘルス 2015/07/15

美容クリニックの自費診療や繊細な顧客管理をFileMakerベースで柔軟な構築が可能な電子カルテANNYYSで対応

日下部形成外科・美容皮膚科は,京都・大徳寺にほど近い西陣の地に2004年に開業した。町家風の落ち着いた外観のクリニックでは,一般形成外科をはじめレーザー治療,PRP(多血小板血漿療法)などの美容皮膚科診療,さらにはオリジナル化粧品の販売まで行っている。形成外科は保険診療だが,美容皮膚科は健康保険が適応されず自費診療となる。院長である日下部素子氏は,2014年からFileMakerプラットフォームの電子カルテシステム「ANNYYS」を導入した。一般の診療所とは異なる,自費診療を中心としたクリニックでの電子カルテシステムの構築と運用を取材した。

出典元:インナビネット 2015/07/13

手術とカテーテル治療の患者データをFileMakerで一元管理し安全・正確で質の高い循環器医療を提供

岡山県岡山市の社会医療法人社団十全会心臓病センター榊原病院(榊原敬理事長,岡崎悟院長,病床数297床)は,1932年の開設以来,循環器領域の専門病院として最先端の治療と“病客さま”のコンセプトのもと最高の環境で,質の高い医療サービスを提供している。同院では,2012年の新病院のオープンから,心臓手術(オペ)と心臓カテーテル検査・治療(カテ)の患者データを統合的に管理する“オペカテ台帳”を,FileMakerで構築し運用している。電子カルテシステムとも連携しつつ,高度な循環器医療の情報管理をサポートするFileMakerシステムの運用について,心臓血管外科部長の都津川敏範氏に取材した。

出典元:インナビネット 2015/07/06

膨大な人工透析データ、iPadで“手間なし入力・管理”へ 病院自らシステム開発

膨大な人工透析の情報、入力と管理の手間を軽減して患者と向き合う時間を増やしたい――。そんな思いから、自力で透析業務支援システムを開発したクリニックがある。

出典元:ITmediaエンタープライズ 2015/06/30

デジタルヘルス事例 臨床情報の質にこだわったバイオバンク事業を支える NCNPのバイオバンク情報管理システム

国立精神・神経医療研究センターは、バイオバンク事業開始に伴い、FileMakerプラットフォームを用いた「NCNPバイオバンク」の情報管理システムを構築、2012年末に運用を開始した。運用スタッフのニーズや問診項目の追加・見直し、検体種別や症状評価の追加など、仕様や運用の変化に柔軟に対応可能なFileMakerによるシステムは、検体や臨床情報の質の高さを誇るNCNPバイオバンク事業を支えている。

出典元:日経デジタルヘルス 2015/04/24

声なき痛みのスクリーニング、緩和ケアチームを支援するデータベースを構築・運用

青森県立中央病院は、厚生労働省の「がん疼痛治療の施設成績を評価する指標の妥当性を検証する研究」への参加を機に、がん患者の痛みに関するスクリーニング結果を集計・管理するシステムをFileMakerで構築・運用している。日々、がん患者の痛みをスクリーニングし、結果を現場にフィードバックすることで、鎮痛薬の処方や増量をはじめとする疼痛治療における医師、看護師、薬剤師の行動変容につなげている。

出典元:日経デジタルヘルス 2015/03/27

デジタルヘルス事例 国立大阪医療センター、救急治療を数秒間隔で記録できるER経過記録システムを開発

国立病院機構 大阪医療センターの救命救急センターは、数秒間隔で処置・経過の記録を実現するER経過記録システムを構築・運用している。救急現場での経過記録には通常、紙の記録票が用いられ、システム化を試みるところは少ない。FileMakerで構築された同システムは、切迫した状況で行われる救急治療を妨げることなく、正確で迅速な経過記録が可能だという。

出典元:日経デジタルヘルス 2015/03/16

公益社団法人福岡医療団 千鳥橋病院 基幹の電子カルテとFileMakerが密接に連携して病院の診療体制に合わせた自由度の高いシステムを構築

福岡市博多区の公益社団法人福岡医療団千鳥橋病院では,外来機能を担う千代診療所,療養型のたたらリハビリテーション病院の3施設で,IDを統一しデータを共有した電子カルテシステムを構築して,外来から急性期,慢性期までスムーズな情報連携を行っている。同院に導入された両備システムズの総合医療情報システム「OCS-Cube」は,FileMakerと連携した運用を特長としており,同院でも電算室を中心に帳票類の文書作成・管理や診療支援システムなどをFileMakerで開発している。

出典元:インナビネット 2015/02/16

独立行政法人国立病院機構 四国がんセンター 院内に情報管理部門を設置し基幹の電子カルテとFileMakerを組み合わせて最適な情報システムを構築

愛媛県松山市の国立病院機構四国がんセンター(病床数:405,院長:栗田 啓)は,四国地方のがんに対する中心的施設として,高度で専門的な診療の提供のみならず,臨床研究,教育研修および情報発信を行っている。また,愛媛県のがん診療連携拠点病院として,がん診療連携クリニカルパスの運用にも積極的に取り組んでいる。同センターでは,医師や看護師を含めたスタッフで構成される病院情報管理部を中心に,基幹となる電子カルテシステムと,FileMakerによるユーザーメードシステムの利点を生かした病院情報システムの構築を行っている。

出典元:インナビネット 2015/02/01

デジタルヘルス事例 基幹システムと連携し、診療支援に欠かせないFileMakerソリューション事例が続々

FileMakerのユーザー、開発会社による構築事例や開発技術を発表する毎年恒例のFileMakerカンファレンス。3日間の会期の最終日(2014年11月28日)に開催されたメディカルトラックは日本ユーザーメード医療IT研究会(J-SUMMITS)との共催により、医療現場におけるFileMakerをプラットフォームとした構築・運用事例が紹介された。

出典元:日経デジタルヘルス 2015/01/16

記者の眼 なぜあのデータベースは医師たちの支持を得たのか

「自分が何かできると想像したことは、ほぼ開発できる」――。岐阜県羽島郡にある松波総合病院副院長で診療局長の松波和寿氏は、データベースソフトの「ファイルメーカー(FileMaker)」を使う理由についてこう語った

出典元:ITpro 2014/12/24

JA広島総合病院:職員全体で現場のニーズに即したシステム環境を構築
FileMakerによるユーザーメード医療ITを実現

広島県西部最大の急性期病院であるJA広島厚生連 廣島総合病院(以下、JA広島総合病院)は、電子カルテシステムのリプレースを機に、これまで開発・運用してきたFileMakerによる様々な診療支援システムを継承運用するとともに、病院情報システムを支える重要な業務システムと位置付け、さらに積極的に活用を推進していく計画だ。

出典元:日経デジタルヘルス 2014/10/10

【医療とApple】大震災の傷病者をiPadでスムースに対応

地震や事故などの緊急事態の際に、正確な情報の収集と整理は非常に重要だ。しかし、混乱する現場においてそれを実行することはとても難しい。昭和大学病院では、iPadとファイルメーカーを使って、災害時の傷病者の情報を把握できるシステムを独自に開発した。

出典元:Mac Fan WEB 2014/10/03

FileMakerとiPad miniによるトリアージシステムの有用性は?――昭和大学病院が防災訓練で災害トリアージ情報共有システムを検証

災害拠点病院の昭和大学病院(東京都品川区)は、防災の日である2014年9月1日、震度6の首都直下型地震発生を想定した防災訓練を実施した。訓練では、災害対応標準マニュアルに基づいて直ちに災害対策本部を立ち上げ、救命救急センターを中心とした災害医療体制を敷いた。この中で、搬送された傷病者に対するトリアージから処療において、FileMakerをプラットフォームとした「災害トリアージ情報共有システム」の実証実験を行った。

出典元:日経デジタルヘルス 2014/09/16

【レポート】昭和大学病院 防災訓練でiPad miniとFileMaker Goを活用したトリアージシステムを検証

さる9月1日、防災の日に品川区の昭和大学病院にて防災訓練が行われた。想定は震度6の地震が東京で発生したというもので、病院内の一部機能が不能となった状態での病院内の活動の継続と、救命救急センターに搬送されるけが人に対応するための訓練となった。今回はこの中の救命救急センターでの対応に関して、患者の状態を見極め、優先度を決定して処置する「トリアージ」の場面でiPad miniとFileMaker Goを使った対象者データの電子化を行う実証実験を取材することができた。

出典元:マイナビニュース 2014/09/05

心血管治療のさらなる進化に向けて,第23回日本心血管インターベンション治療学会(CVIT2014)が開催
【REPORT】FileMakerで構築した受付システムを採用して受付業務を効率化

CVIT2014では,学会の受付業務にQRコードとPC,プリンタを使った受付システムを採用し,スムーズな処理と省力化を実現した。システムの開発にはFileMakerが採用されており,今回の学会運営を担当する(株)コングレのIT専門の子会社である(株)マイス・ワン が開発を担当した。

出典元:インナビネット 2014/08/18

【医療とApple】iPadが導く、スムースな健康診断

東京の日本橋ハートクリニックでは、iPadを使ったユニークな健康診断システムを採用している。このシステムは初代iPadの発売から間もない頃に開発され、すでに3年以上の稼働実績を持つ。同院にシステムの詳細や利用状況などを聞いた。

出典元:Mac Fan WEB 2014/08/02

総和中央病院 リハビリ部門から病棟,健診,処方せん発行まで,院内のIT化をFileMakerによるユーザーメードで実現

茨城県古河市の総和中央病院は,病床数113床,内科,外科,整形外科,小児科,リハビリテーション科などを標榜し,維持期から慢性期を中心に地域医療に貢献している。同病院では,リハビリテーションセンターの業務支援システムをはじめ,医療相談室データベース,院内処方せん発行システム,健康診断書作成システムなどを,FileMakerによるユーザーメードで構築している。基幹システム未導入の病院で,院内のPCやネットワーク環境のIT環境整備を含めて管理するリハビリテーションセンター室長の大場耕一氏に,FileMakerを活用した診療支援システムの現状とコンセプトを取材した。

出典元:インナビネット 2014/07/08

臨床医の視点で構築した医療業務支援システムで,医療文書作成やデータ入力の効率化,NCDの症例登録などを支援

駿河台日本大学病院心臓血管外科の和久井真司氏は,臨床医として心臓手術など日々の診療を行いながら,FileMakerによる診療支援システムの構築を手掛けている。臨床医の視点から業務の効率化をめざし,医療文書作成,データ入力支援,スケジュール管理などからなる医療業務支援システムを開発し,現在は日本大学医学部の2つの大学病院と関連病院である関野病院(東京都豊島区)で利用されている。臨床医でありながら,医療現場の無駄をなくして医療従事者のQOLを向上したいと,FileMakerによる開発を続ける和久井氏に,システムの概要とコンセプト,今後の展開を取材した。

出典元:インナビネット 2014/07/01

【医療とApple】iPadのモニタリングで医療機器のトラブルを防ぐ

集中治療室(ICU)では、多数の医療機器が使われ、患者の治療や生体情報の監視を行っている。東京大学医学部附属病院の医療機器管理部では、こうした医療機器の情報を一元管理できるシステムを独自開発。iPadによる遠隔モニタリングや多角的なデータ活用を可能にした。

出典元:Mac Fan.jp 2014/05/30

ANNYYS_Developer版を利用して三原則をクリアした電子カルテシステムを診療で活用

大分市のおの英伸クリニックは,消化器内視鏡を専門とする小野英伸院長が,2004年1月に開院した内科,消化器科,大腸肛門科を標榜するクリニックである。同クリニックでは,開院当初から院長自らがFileMakerで構築した電子カルテを利用してきたが,2013年10月に新たにFileMakerベースの電子カルテソリューション「ANNYYS_Developer(以下ANNYYS_D)版 」が導入された。

出典元:インナビネット 2014/04/01

国立長寿医療研究センター:FileMakerをシステム基盤としてバイオバンク情報管理システムを構築

国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)はバイオバンク事業開始に伴い、システム基盤としてFileMakerを採用、バイオバンク情報管理システムをシステム会社と共同で独自開発した。バイオバンク業務のワークフロー自体が固まっていない状態で、頻繁な仕様変更や現場の要求をシステム実装するためにアジャイル型開発手法を指向、短期間に現場のニーズを満たすシステムを実現した。

出典元:日経デジタルヘルス 2014/03/11

リウマチ日常診療においてQOLを患者がiPadで回答する“問診票システム”をFileMakerで構築

名古屋大学医学部附属病院整形外科では,iPadを用いた“問診票システム”が運用されている。リウマチ患者のADL(日常生活活動)やQOL(生活の質)について,質問項目に沿って患者自身がiPadで入力するシステムだ。整形外科では関連病院と連携して,リウマチ患者を対象にした症例登録システムを構築しており,入力された問診票システムのデータはWi-Fiで転送され,リウマチ患者の状態を把握するデータとして管理されている。

出典元:インナビネット 2014/02/17

地域包括ケアを支える法人のIT化をFileMakerのユーザーメードシステムがサポート

群馬県沼田市に本拠を置く輝城会グループ(西松輝高理事長)は,急性期病院の沼田脳神経外科循環器科病院を中核とする社会医療法人輝城会と,医療法人社団高仁会,社会福祉法人なごみの杜の3法人を運営し,群馬県北部で訪問看護ステーション,ケアセンター,特別養護老人ホームなど介護,福祉まで幅広いサービスを提供する。2009年には群馬県で初の社会医療法人として認可されるなど,救急医療やへき地医療など公益性の高い事業を展開している。同グループでは,沼田脳神経外科循環器科病院を中心にグループ内の情報共有,連携を中心にしたITシステムの構築をFileMakerによるユーザーメードで進めている。

出典元:インナビネット 2014/02/01

鶴見西口病院(神奈川県横浜市):基幹システムとデータ連携した透析業務支援システムを構築

鶴見西口病院は、透析業務を中心とした院内業務支援システムを臨床工学技士長がFileMakerを用いて自らの手で構築。関連の医療法人が構築したグループ共用の基幹システムとデータ連携して、情報を一元化している。FileMakerで作成された院内業務支援システムは、基幹システムでカバーできない各施設の現場ニーズに基づいた機能を補完する形で、透析業務の効率化に役立っている。
出典元:デジタルヘルスOnline 2013/10/23

柴垣医院(東京都目黒区):透析医療の業務効率化と安全性向上を実現
FileMakerを利用したデータの一元化とiPadで効率化したラウンド業務

透析専門クリニックの柴垣医院は、メーカー製の透析業務支援システムのデータをベースに、院内のあらゆるデータをFileMakerで一元化。ベッドサイドでの透析業務支援システムとラウンド中で利用するiPad/iPad miniの相互運用により、日々の透析業務の効率化に成功している。
出典元:デジタルヘルスOnline 2013/10/04

三重大学医学部附属病院 基幹の電子カルテシステムとデータ連携可能な環境を構築して,院内のユーザーメードFileMakerシステムの活用を支援
医療情報管理部 副部長/肝胆膵・移植外科 安積良紀氏

三重大学医学部附属病院(以下三重大学病院)は,病床数685床,1日平均外来患者数約1100人,医師数400名,三重県唯一の大学病院として研究,教育を行うと同時に,地域の中核医療機関として高度医療を提供する。同院では,2008年から基幹の電子カルテシステムに日本アイ・ビー・エム(以下IBM)の統合医療情報システム(CIS)を導入しているが,2013年3月から,院内の各部署で構築されていたFileMakerによるユーザーメードシステムを集約し,電子カルテシステムと連携して利用できる環境を構築した。この連携システムの構築は,FBA(FileMaker Business Alliance) のメンバーであるグッドマンが担当した。大学病院における基幹の電子カルテと連携したFileMakerシステムの構築と運用について,医療情報管理部の安積良紀副部長に取材した。
出典元:インナビネット 2013/09/17

社会医療法人名古屋記念財団 名古屋記念病院
FileMakerとiPadによるベッドサイドチェックシステムを構築し,安全で確実な透析医療をサポート

名古屋記念病院は,2004年に入院のオーダからスタートし,2007年には外来を含めた全面オーダ,PACSが稼働,2008年にはフィルムレス環境を実現するなど病院情報システムの整備を積極的に進めてきた。その一方で,草深裕光副院長を中心としてFileMakerによるユーザーメードの医療情報システムの構築にも取り組んでおり,医療安全の観点から透析室におけるチェックシステムをFileMakerとモバイル端末で実現するなど,ユーザーメードの利点をいかした独自のシステム開発を進めている。透析室以外でも,栄養サポートチーム(NST)の活動でiPad+FileMaker Goは利用されている。ユーザーメードによる安全管理,チーム医療をサポートするシステムについて草深副院長に取材した。
出典元:インナビネット 2013/07/16

製鉄記念広畑病院(兵庫県姫路市):医師自ら開発したFileMaker版院内がん登録システムを運用
電子カルテや診療支援システムとの連携で自動登録を実現

兵庫県姫路市の製鉄記念広畑病院は、院内がん登録システムを医師自らがFileMakerを駆使して開発・運用している。登録作業が繁雑な院内がん登録を、電子カルテやFileMakerで構築したさまざまな診療支援システムと連携することにより、ほぼ自動的な登録を実現。登録作業を効率化し、病院全体の漏れのないがんの実態把握を実現すると同時に、地域がん登録事業への届出業務も簡素化している。
出典元:デジタルヘルスOnline 2013/07/11

医療法人研信会 知立クリニック
透析業務支援システムをFileMakerで構築し,患者情報の一元管理,業務の効率化,安全性の向上を実現

医療法人研信会知立クリニック(院長:石井利治)は,愛知県知立市にある透析専門医療機関である。研信会グループ(会長:鈴木信夫,理事長:小島かな子)では,知立クリニックのほか,刈谷中央クリニック,大府クリニックの3つの透析専門クリニックを西三河地区で運営している。知立クリニックでは,透析業務の支援システムをFileMakerで構築,3施設をVPNで接続しFileMaker Serverで患者情報の一元管理を行っている。基幹システムがない中で,透析業務の効率化をめざしてFileMakerでユーザーメードによる構築に取り組んだ同クリニックの取り組みについて,事務部の前田勉主任,臨床工学技士の竹本知弘技士に取材した。
出典元:インナビネット 2013/07/01

登録の効率化と精度向上を実現する院内がん登録システムを開発・運用
大阪府立成人病センターで開発されたシステムを最新版FileMaker Proに移行、他病院へも提供

がん診療連携拠点病院は各種のがん登録事業に協力するため、それぞれの登録様式に合わせて効率的な登録作業が求められている。医療機関の独自開発も含めてさまざまな院内がん登録システムがある中で、国立病院機構 大阪医療センターは大阪府立成人病センターで開発・提供していたFileMakerによるがん患者登録システムを改修し、自院で運用すると同時に、ユーザーメード医療IT研究会を通じて他の医療機関へも提供している。
出典元:デジタルヘルスOnline 2013/06/27

加古川東市民病院(兵庫県加古川市):診療支援システムと電子カルテとのシームレスな連携運用を実現
FileMakerとEGMAIN-GXの連携モジュール開発を電子カルテベンダーがサポート

加古川東市民病院は、旧神鋼加古川病院時代からFileMakerを利用した数々の独自開発の診療支援システムを運用してきた。2012年7月の電子カルテ(HOPE/EGMAIN-GX)導入を機に、それらの診療支援システムと電子カルテとを連携して運用する仕組みを構築した。長年蓄積してきたシステム資産を生かしながら、各種情報を電子カルテシステムと双方向で連携させ、システムの合理化や医事情報のシステム間共有を可能にした。
出典元:デジタルヘルスOnline 2013/04/04

泉南新家クリニック(大阪府泉南市):自院で開発した透析業務支援システムを無償提供
FileMakerによる透析業務支援システムで業務効率化

大阪府泉南市の泉南新家クリニックは、FileMakerで透析部長自ら開発した透析業務支援システムを運用。透析業務の効率化と安全性の確保を実現している。透析現場スタッフの誰もが使えることをコンセプトに開発した同システムの特徴を活かし、導入コストや技術担当者の不在などが原因でシステムを導入していない小規模施設にも利用してもらえるように、無償提供を計画している。
出典元:デジタルヘルスOnline 2013/03/26

北海道の医療機関で広がる共用DB、“つながる医療”の懸け橋に

広大な面積を誇る北海道。遠く離れた医療機関や介護施設をつなぐため、医療関係者自らが作成した“共用データベース”の利用が広がりつつあるようだ。医療関係者向けセミナーで最新事例を取材してきた。
出典元:ITmedia エンタープライズ 2013/02/26

札幌白石脳神経外科病院
脳ドックから地域医療連携システム“DASCH Pro”までFileMakerを駆使してシステム構築

札幌白石脳神経外科病院は,脳神経外科の専門病院として1982年に開院,2011年9月に現在地に新築移転した。病床数は103床,6名の脳神経外科医を中心に,脳卒中や脳腫瘍など脳神経外科の年間の手術数は約400件,2次救急から回復期リハビリテーションまで専門的な医療を提供する。また,画像診断機器では3T MRI2台などMRI3台,64列CT,SPECT,脳血管撮影装置などがそろう。同院では,放射線科の田村豊科長が中心となってFileMakerによる院内のユーザーメードのシステム構築を行っているほか,北海道広域医療連携研究会の中心施設としてDASCH Proの運用を積極的に行っている。同院でのFileMakerの活用について,高橋明副院長と田村科長に取材した。
出典元:インナビネット 2013/02/15

カレスサッポロ時計台記念病院
現場がコントロールできる FileMaker によるユーザーメードシステムとベンダー製基幹システムを連携してシステム構築

カレスサッポロ時計台記念病院では,リハビリテーション総合実施計画書をはじめ,部門ごとにFileMakerを使ったユーザーメードシステムが構築されていたが,電子カルテ導入の計画に合わせて院内のシステムを整理し,核となるベンダー製の病院情報システムとFileMakerによるユーザーシステムを組み合わせた再構築を進めている。同院のFileMakerを中心とするシステム構築の現況について,戸島雅彦院長,システム管理課の赤澤孝司課長に取材した。
出典元:インナビネット 2013/02/01

医療現場の要求、運用に合わせた柔軟なシステム構築を可能にするユーザーメードシステム
社会医療法人孝仁会、松尾内科病院、製鉄記念広畑病院、ゆうあいホスピタル

医療機関ごと、あるいは診療科によって要求が異なる医療現場で、パッケージ化されたベンダー製医療ITシステムでは汎用固定化されたインターフェースや仕様に満足できないという声も多い。それらベンダー製品を補完するシステムとして、医療従事者自らが市販のアプリケーションソフトウエアを駆使して、医療現場の業務に関する知識や経験を活かして医療ITシステムを構築する「ユーザーメード医療IT」が注目されている。
出典元:デジタルヘルスオンライン 2013/01/15

ユーザーメードの医療システムについて様々な考察
システムの安全性・信頼性・継承性の確立をどうすべきか

医療現場では電子カルテを中心としたベンダー製の基幹システムが導入・運用される一方で、医療者が自ら市販のツールを利用して開発するユーザーメードシステムも数多く運用されている。それらを連携しながら、より現場が使いやすく高い運用成果を得るためにユーザーメードシステムの意義は高いが、アプリケーションの品質管理や運用持続性、あるいは病院情報システムとしてのガバナンスという点などで課題も多い。日本ユーザーメード医療IT研究会(J-SUMMITS)が開催した第32回医療情報学連合大会(昨年11月15~17日、新潟市)での共同企画、第13回日本クリニカルパス学会学術集会(昨年12月7~8日、岡山市)で併催されたJ-SUMMITS全国集会で、そうした課題が議論された。
出典元:デジタルヘルスOnline 2013/01/10

佐々木記念クリニック(栃木県宇都宮市):
レセプト情報を基に、クラウドサービスで簡易電子カルテ運用へ
FileMaker と iPad をプラットフォームとするクラウド型診療情報管理サービス導入

19床を有する佐々木記念クリニックは、レセプト情報を基にしたクラウド型診療情報閲覧サービスである「smart viewer」を導入し、医療情報システムの環境整備に乗り出した。レセプトデータの患者情報、病名、診療内容(処方・処置・手術・検査・画像診断)をクラウドにアップロードし、iPadで入院病棟や訪問診療などで活用するのが目的。所見・バイタル入力できる機能も実装したサービスを、簡易的な電子カルテとして運用していく。FileMakerをベースとしていることで、今後同ツールで開発したシステムやWebサービスと連携して、よりコストを抑えたシステム環境整備の充実も期待している。
出典元:デジタルヘルスオンライン 2012/12/18

介護老人保健施設 サンライフゆもと
介護現場が活きる IT 化に iPad が活躍

介護老人保健施設「サンライフゆもと」は、1987 年の開設以降増設を重ね、現在は老健(定員 150 人)のほか、グループホーム(同 9 人)や、通所や訪問でのリハビリテーションにも力を入れている。スタッフの効率的な業務運営を支えるのが、FileMaker を用いたユーザーメードのデータベース・システムだ。
出典元:医療介護 CBニュース 2012/11/29

北見市医療福祉情報連携協議会(北海道北見市):医療・介護機関の情報共有・連携ネットワーク運用を開始
FileMakerをプラットフォームに低コストで拡張性の高いシステム目指す

北海道北見医師会や北見市社会福祉協議会などが中心となって設立した北見市医療福祉情報連携協議会は、市内の医療機関、介護施設、地域包括支援センター、行政がそれぞれ持つ患者情報を共有・連携するICT基盤「北まるnet」を構築。9月から実証事件を開始した。プラットフォームの中核にFileMakerを採用している全国的にも珍しい地域医療・介護情報連携ネットワークである。
出典元:デジタルヘルスオンライン 2012/10/31

全職員が使え、家族も喜ぶ介護現場システム

沖縄本島の真ん中、うるま市にある「介護老人保健施設いしかわ願寿ぬ森」では、2000年頃から施設内のシステム化を独自に進め、運営の効率化を図ってきた。全国老人施設協会(全老健)が普及を進めるケアマネジメント方式「R4システム」についても、介護現場での使いやすさなどに配慮しながら、データベースソフト「FileMaker」を使い、全老健版ソフトに先駆け構築。その成果は、沖縄県内の他施設にも広がっている。
出典元:医療介護 CBニュース 2012/10/30

石井脳神経外科・眼科病院(福島県いわき市):ORCAとFileMaker院内システムの連携で入力業務を大幅に効率化
外来用電子カルテ以外の主要院内システムをFileMakerで構築

福島県いわき市の石井脳神経外科・眼科病院は、外来電子カルテシステムの導入を機に、これまで蓄積してきたFileMakerのデータベースを診療業務に引き続き有効活用するために、医事会計ソフトとの連携システムを構築した。日医標準レセプト「ORCA」に登録された患者基本情報や病名を、FileMakerで作成した入院システムなど各種ファイルに自動的にインポートできるようになり、システム運用の効率性を大幅に向上させることに成功した。
出典元:デジタルヘルスオンライン 2012/09/11

宮城県仙台市●宮澤循環器科内科クリニック
診療のムダを省き, 診療情報を一覧できる電子カルテを,
医事システムと連携して FileMaker で独自開発

宮澤循環器科内科クリニックは,開院当初から FileMaker を使った診療支援システムを“ユーザーメード”で作り上げてきた。現在は,患者受付から,検査データの参照,検査オーダや処方の発行まで行える電子カルテシステムとして構築され,医事システム「M7Rezept」と連携して運用されている。診療の概要と,FileMaker によるシステム構築,東日本大震災時の対応などを含めて宮澤院長に取材した。
出典元:インナビネット 2012/07/25

独立行政法人 国立病院機構大阪医療センター
入力部分の FileMaker での構築を含めて
大手ベンダーと連携して作り上げた“ユーザーメード”の電子カルテシステム

国立病院機構大阪医療センターでは,電子カルテ(富士通)と FileMaker による“ユーザーメード”のシステムを連携した病院情報システムの開発に取り組んできた。2011 年 12 月には,電子カルテシステムが GX にリプレースされ,FileMaker との連携も第 3 世代となった。産婦人科医長/医療情報部長の岡垣篤彦氏に,ユーザーメードによる医療システム構築のポイントを取材した。
出典元:インナビネット 2012/07/15

社会医療法人考仁会 釧路考仁会記念病院
厚生労働省のモデル事業をスタートとして
FileMaker で電子カルテから部門システムまで独自開発

孝仁会グループでは,2005 年から FileMaker を基盤として完全に独自開発を行った電子カルテシステムが構築されている。情報室を中心に電子カルテのみならず,部門システムを含めて FileMaker での構築を行っている現状を情報室の森本守室長,須貝公則課長に取材した。
出典元:インナビネット 2012/07/01

【事例】院内の全情報を把握できる次世代の情報管理システムを構築 都立広尾病院

東京都立広尾病院(以下、広尾病院)は「1人でも多くの患者に安全・安心・良質の医療を提供する」こと理念に掲げ、救急災害医療や心臓病医療、脳血管疾患医療、島しょ医療を重点医療とする総合医療施設(一般病床476床)だ。
同病院は2004年、電子カルテの情報をより有効に活用するために、電子カルテのデータを集約・分析するデータウェアハウスを独自に構築。同システムを「ハイパーシステム」と名付けている。ハイパーシステムは、データベース管理ソフト「FileMaker Pro」をデータベースエンジンに用いて、患者の診察状況をリアルタイムに把握できるシステムである。さらに今後の展開として、iPadを活用したモバイル型システムの構築に取り組んでいる。こうした広尾病院のIT化推進を一手に担っているのが、小児科医長兼IT推進担当の山本康仁氏だ。
出典元:Tech Targetジャパン 2012/06/29

介護従事者が始める理想のシステムづくり

利用者の情報を電子化する流れは、介護の世界でも着実に進みつつある。…そこで求められるのが、各施設・事業所の従事者が自分たちの実情に合わせて理想のシステムに“改造”できることだ。…導入したのは、ファイルメーカー社が提供するデータベースソフトウエア「FileMaker」だった。決め手は、▽自分たちで現場に合ったシステムを構築できる▽これまで作成したデータを引き継げる―などの点だ。…
出典元:医療介護 CBニュース 2012/06/27

名古屋記念病院:院内システムの全情報を診療録統合管理システムで一元化

名古屋記念病院は、2012年1月に電子カルテシステムを導入・稼働させた。従来から活用してきたFileMakerによる診療支援ソリューションを移行・発展させ、電子カルテシステムのとの密な双方向連携を実現した。また、電子カルテ、FileMakerシステム、電子化した紙文書をすべて診療録統合管理システムに一元化。診療記録の検索性、参照性を向上させるとともに、電子診療記録の真正性を担保する仕組みを作り上げた。
出典元:日経メディカルオンライン 2012/03/28

名古屋大学医学部附属病院:非常時に運用する電子カルテ代替システムをユーザーメードで開発

名古屋大学医学部附属病院(以下、名大病院)は、2012年1月に新たな総合病院情報システムを稼働させた。システム更新のために12月30日から1月2日までの3日間、電子カルテの運用を停止するのに伴い、その代替システムとしてFileMakerによる電子カルテ停止時システムを開発・運用。オーダーなど一部は紙運用を行ったものの、カルテ記録は平常時と同様なオペレーションにより混乱なく診療を継続でき、新電子カルテシステム稼動とともにデータは引き継がれた。この電子カルテ停止時システムは、災害時等の病院情報システムのBCP(事業継続計画)の一部として機能する実証も得たという。
出典元:日経メディカルオンライン 2012/03/22

社団法人大島郡医師会病院 介護支援,放射線業務,リハビリ部門などで,FileMakerを使って現場のニーズにきめ細かく対応したシステムを構築

鹿児島県奄美大島の大島郡医師会病院は,内科,整形外科など13診療科と療養型病床を中心に188床で診療を展開するほか,介護老人保健施設「虹の丘」を併設し,訪問看護ステーション,居宅介護支援事業所,通所リハビリテーションを運営するなど,地域の医療,介護をトータルに支えている。同院では,現場のニーズに応えて介護支援や放射線科の業務管理システムなどを FileMakerを利用して“ユーザーメード”で構築を行っている。システム導入に人手や予算など多くのリソースを割けない中小施設における,システム構築の取り組みを取材した。
出典元:インナビネット 2012/02/15

医療法人社団 敬愛会 佐賀記念病院 FileMakerを使ってペーパーレスの電子カルテを"ユーザーメード"で構築し,診療の効率化を低コストに実現

佐賀記念病院(177床,11診療科)では,FileMakerを使った電子カルテシステムを構築し,医事システムや画像・検査データファイリングシステムなどと連携した病院基幹システムとして,ユーザー自らによる運用が行われている。同院の電子カルテの核となっている「ANNYYS(エニーズ)」は,FileMakerによるオープンな小児科電子カルテ開発の取り組みである。その取り組みをあわせて,山口秀人副院長,情報管理室の實松恵子課長に取材した。
出典元:インナビネット 2012/02/01

京都大学医学部附属病院:デスクトップクラウド環境で診療情報と臨床研究用データを一元化
病院情報システムとFileMakerによる臨床研究データベースの連携運用

京都大学医学部附属病院(以下、京大病院)は、新総合医療情報システムを2011年9月に本格稼働した。電子カルテをはじめ、各種医療システムをデスクトップクラウド環境で運用。各診療科で臨床研究用データベースとして運用してきたFileMakerも、約2100台の電子カルテ端末の仮想デスクトップ上で稼動させ、電子カルテシステムとの連携によりシームレスなデータ運用を実現した。
日経メディカルオンライン「医療とIT」 2011/12

ロイヤルベルクリニック(名古屋市):iPadを利用した新生児健診用問診ツールを運用
受診者入力で業務効率化、母親の疑問・不安解消に寄与、蓄積データの活用も視野に

愛知・岐阜の両県で、産婦人科医療施設を運営する医療法人 葵鐘会(きしょうかい:山下守理事長)。その施設の1つであるロイヤルベルクリニック(名古屋市緑区)は、新生児健診のためのシステムをFileMakerで構築し、iPadを利用した問診ツールを運用している。新生児データベースと連携した問診ツールを来院した母親自身が操作することで、従来看護師が対面で聞き取り・入力していた業務を効率化するとともに、よくある質問をあらかじめツールで問診時に回答することによって、母親の疑問解消にも役立っている。
日経メディカルオンライン「医療とIT」 2011/09

名古屋大学:大震災を契機に災害時病院情報統合管理システムを開発
医療施設のリソース管理で災害後の医療需給偏在解消を目指す

3月11日に発生した東日本大震災では、どこの医療機関が稼働しており、どんな医療行為が可能かといった情報が把握できず、救援活動が混乱した地域が少なくない。名古屋大学医学部附属病院メディカルITセンター長の吉田茂氏は、災害時の医療施設の被害状況と、被災地外を含めた医療機関の稼働状況を統合し、救援および復興活動に寄与するための災害時病院情報統合管理システム「MedPower」を開発。全国の医療施設で情報登録・参照できるようにした。さらに、このMedPowerを核に、小児科(PedPower)、産科(ObsPower)、循環器科(CardioPower)に対応した診療リソース統合管理システムを用意、被災地内外の医療ニーズに対する医療資源再配分の促進を目指している。
日経メディカルオンライン「医療とIT」 2011/07

大分県立病院
地域基幹病院で電子カルテと連携した退院サマリのシステムをユーザーとFBAが協力してFileMakerで構築

大分県立病院(578床)では,2011年 1月に電子カルテシステム(HOPE/EGMAIN-GX:富士通)が稼働した。同院では,これに合わせて電子カルテと連携してFileMakerによる退院サマリのシステムを構築した。同院では以前から,リハビリテーション科の井上博文部長を中心に病院基幹システムと並行してFileMakerによる,さまざまなシステムを構築し活用してきた。井上部長にFileMakerによるユーザーメードの病院情報システム構築の取り組みをインタビューするのと同時に,基幹病院での電子カルテと連携したFileMaker活用の現状を取材した。
インナビネット 2011/07/15

葵鐘会ロイヤルベルクリニック
産科専門クリニックをグループで展開し、電子カルテと連携した産科、新生児のデータベースを FileMaker で運用

医療法人葵鐘会(山下守理事長)では,愛知,岐阜を中心に複数の産科クリニックを開設し,それらの医療機関をBell-net(ベルネット)として連携を図ることで,高いレベルの周産期医療と安心・安全のサービスを提供する。2006年に愛知県稲沢市に最初のクリニックをオープンしたのを皮切りに,2011年5月までに7つのクリニックを開設した。同グループでは,ベンダー製の電子カルテシステムにFileMakerで独自に作成した産科,新生児のデータベースを組み合わせたシステムを構築している。既存のシステムとユーザーメードシステムの融合による周産期領域のシステム化の取り組みと臨床の活用を,ベルネットのグループ施設であるロイヤルベルクリニックの丹羽慶光院長と,同クリニックで新生児医療を担当しユーザーメードのシステム構築を推進するJ-SUMMITS代表として,IT導入に携わる吉田茂氏に取材した。
インナビネット 2011/07/01

阪神北広域こども急病センター(兵庫県伊丹市):
iPad を用いたトリアージシステム構築

兵庫県伊丹市の阪神北広域こども急病センターは、夜間・休日の小児初期医療を担う施設として 2008 年 4 月に開設された。大きな特色は、来院時のトリアージ(重症度による優先度判定)を看護師が主体となって実施していること。夜間・休日診療では、限られた医療スタッフで医療サービスを提供する必要があり、看護師によるトリアージの貢献度は非常に高いという。そのトリアージを迅速かつ効率的に実施することを目指し、FileMaker による独自のトリアージシステムを構築。iPad や iPod touch を活用して利便性を高めている。
日経メディカルオンライン「医療とIT」 2011/03/29

国立長寿医療研究センター:
高齢者総合機能評価を iPad で入力

長寿科学や老年学の総合的な研究と高齢者医療を行う独立行政法人 国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)は、認知症における包括的医療サービスを提供する「もの忘れセンター」の開設を機に、高齢者総合機能評価(CGA)のデータベースシステムを構築、積極的な運用を行っている。さらにデータ入力やスクリーニング作業の効率化を目指して、iPad を活用したソリューションの試験運用を開始した。
日経メディカルオンライン「医療とIT」 2011/03/07

寿量会熊本機能病院
質の高いリハビリテーション医療を提供する最適な環境をFileMakerで構築

熊本機能病院(410床)は,総合リハビリテーションセンターや回復期リハビリテーション病棟(125床),リハビリ専門医や理学療法士,作業療法士,言語療法士などのスタッフをそろえ,高度で質の高いリハビリテーションを提供している。総合リハビリテーション部では,FileMakerによる患者情報入力,クリニカルパスの運用,インフォームド・コンセント,業務管理などのシステムを構築し,診療に活用している。リハビリ部門を中心としたシステム構築の現況を,中西亮二副院長,総合リハビリテーション部の中島雪彦副部長,三宮克彦課長,システム構築を担当した株式会社リアルワークス(FBA*1)の戸田博公氏に取材した。
インナビネット 2011/02/15

土佐市民病院
独学3ヶ月で作り上げた“医師の業務を楽にする”ためのシステム

土佐市民病院(150床)では,FileMakerによる入院時指示書,入院診療計画書など紙カルテ,紹介状や診断書などの各種の書類作成と情報共有,ICD-10などの病名検索が可能なシステムを構築し,オーダリングシステムを補完するかたちで運用されている。このシステムを手掛けたのが,同院の診療部長で外科の都築英雄医長である。都築医長は,独学でFileMakerを学び,3か月でシステムを立ち上げた。電子カルテシステム未導入病院での,ユーザーによる“医師の負担軽減”をめざした診療支援システムの構築と運用について、都築医長に取材した。
インナビネット 2011/02/01

名古屋第一赤十字病院(J-SUMMITS Site Visits)
医療ITは“院内を横断する架け橋”になっているか?

システム開発を外部委託した場合、しばしば生じるのが意思疎通の問題である。業務側の常識が開発側の常識だとは限らないからだ。そして人命を扱う医療機関の場合「不具合がありました」では済まされない。いかにして、この問題を乗り越えるべきだろうか?
ITmedia エンタープライズ 2010/10/07

医療の質向上にプログラマーとしての経験を生かす――新日鐵広畑病院 平松医師の取り組み(後編)

ナレッジベースを使いこなすには、データの蓄積が鍵となる。新日鐵広畑病院の平松医師は、「入力すれば便利に使える」という条件を設け、ユーザーが自発的にデータを入力するようにしたという。
ITmedia エンタープライズ 2010/08/26

医療現場の視点で開発したナレッジベース――新日鐵広畑病院 平松医師の取り組み(前編)

基幹系システムの主な目的は、業務プロセスの効率化。しかし業務に関する過去の情報が蓄積されていても、それを提供する機能が限定的であることが少なくない。医療現場の意思決定を支援するシステムを、医師自身が構築した例を紹介する。
ITmedia エンタープライズ 2010/08/24

名古屋大学医学部附属病院
名古屋第一赤十字病院
FileMaker によるユーザーメード医療 IT システムの取り組み

医療情報システムの構築が進む中で,医療現場とシステムとのギャップをカバーするために,ユーザー自らが市販のアプリケーションでシステムを“自作”する“ユーザーメード”の開発が広がっている。なかでも医療関係者に普及しているのがデータベース(以下,DB)ソフトウエア「FileMaker」だ。これまで個人や診療科の中で使われてきたユーザーメードシステムが,基幹システムの弱点を補完し連携して運用される例が増えている。その先進事例をレポートする。
インナビネット 2010/06/28

医療法人 神甲会 隈病院
省入力と入力データの活用を徹底した現場のニーズから生まれた医療業務支援システム

甲状腺疾患中心の専門病院として高名な隈病院では、1998 年から手術や症例のデータベースを FileMaker Pro で作成している。現在では病棟の管理から、医師のスケジュール管理、論文管理まで医療業務を幅広くサポートするシステムへと進化中だ。FileMaker Pro ならではの特長を生かした設計コンセプト、2005 年から導入された電子カルテシステムとの連携などについてお話を伺った。
EnterpriseZine(IT Initiative スペシャル) 2009/10/02

使いこなしに応える FileMaker :
患者のための“手作りデータベース”― 札幌市 もなみクリニック

医療関連のシステムといえば、電子カルテやオーダリングシステムなどが一般的だが、多額の投資を必要とするものだ。しかし札幌市の「もなみクリニック」では、院長自らが FileMaker を使って独自の DB を構築・運用しているという。(2009/07/31)
ITmedia エンタープライズ 2009/07/31