FileMaker ユーザ導入事例
印刷する症例データを紙ベースから共有データベース化に。
学会抄録集をWeb公開し広く活用。
秋田大学 様
業種 | :医療 |
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ユーザ規模 | :62 |
該当部署 | :医学部 第1外科 医局 |
ご担当者様 | :安藤 秀明 様 / 助手 |
URL | :http://surg1.med.akita-u.ac.jp |
導入前のシステム状況
当医局は、主に消化器外科を担当しています。今まで、症例データベースとして、患者さんの入院・退院・病名・手術等の記録などの資料「入退簿」を紙ベースで管理していました。しかし、紙ベースでの管理ゆえに、これらの資料のデータから各種統計を取ったり、論文や学会発表時の資料を作成する場合、複数の者が同時に処理できない、手作業による処理がゆえ単純作業にかなりの時間と労力を要する、などの問題を抱えていました。それに加え、記載漏れや用語の統一などを充分に行えないままであったり、何しろ記録の散逸などにより不完全な記録になりがちでした。
そこで、改善方法として、データベースソフトでの処理を考え、10年前から症例データをデータベース化し、6年前からファイルメーカーProを使って、これらの情報データベース利用を本格的に開始しました。
また、毎年開催される「日本消化器外科学会総会」では、以前はその演題抄録を紙で配布しておりましたが、誰もが手軽に素早く確認できる方法が要求されたり、担当者のその処理にかかる時間をいかに削減するかも課題のひとつでした。そこで、今年当大学が担当する「第56回日本消化器外科学会総会」では、Web上からのデータベースを使った検索方法を行うことにしました。
FileMaker Pro / ファミリの現在の主な利用方法
- スタンドアロンデータベース
- クロスプラットフォーム利用
- ワークグループ(メディア介在)
- ワークグループ(ネットワーキング)
- ワークグループ(ODBC 利用)
- ワークグループ(ODBC 利用 / 基幹 DB 連携)
- ワークグループ(FileMaker Server 介在)
- イントラネット(Web パブリッシング)
- カスタマイズ(スクリプティング)
- カスタマイズ(バインダ利用)
- カスタマイズ(プラグイン / ルーチン関数)
導入後の主な変化
現在、次のような使い方をしています。1. 個人ベースで興味ある症例や実験データをスタンドアロンデータベースとして活用。
2. 入退簿の共有データベース化を実施。
3. 学会演題抄録(約3000題)をWebにて公開。
また、導入前に比べて、主に次のような改善が図られました。
A. 単純なデータ整理にかける時間と労力の削減。
B. 共有データベースを利用して、症例の外来フォローアップや毎週の症例カンファレンスなどの新たなデータ利用が、有効に行える。
C. MacintoshやWindows PCが混在しているクロスプラットフォームの環境で、データ共有を実現。
D. 全国学会の抄録集を、ファイルメーカーPro UnlimitedでWeb公開することにより、最小限の労力でインターネット上での情報共有が可能に。
E. スクリプトを組むことによって、初心者でも簡単な操作でデータベースの利用が可能に。
さらに、今後の課題として、院内の基幹データベースとファイルメーカーProの間でのデータ活用や、ワークグループでの、手術などの進捗管理・スケジュール管理などの利用を検討しています。
FileMaker Pro / ファミリ利用における一番のメリット
- 使いやすさ / インターフェース
- 簡単にカスタマイズできる点
- 社員教育の容易さ
- スクリプトの柔軟性
- ファミリ製品との組み合わせ
- クロスプラットフォーム
- 大容量のファイル管理
- 拡張性の高いネットワーキング
- Web 公開 / イントラネット対応
- ODBC 対応
- ランタイム対応(バインダ)
- プラグイン開発など開発環境
- 価格(リーズナブルであること)
- その他
FileMaker Pro / ファミリ利用による効果
- 既存の機材利用によるコスト低減
- ファイル共有による情報統合
- 操作 / 作業の効率化 / 時間削減
- リアルタイムな意志決定の効率化
- その他

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