FileMaker ユーザ導入事例
印刷する「化学物質安全性情報」データベースのCD-ROM化にも、
役だってくれています。
アマシャム ファルアシア バイオテク株式会社 様
業種 | :その他 |
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ユーザ規模 | :275 |
該当部署 | :アカデミア事業部 |
ご担当者様 | :中尾 順二 様 / カスタマーコミュニケーション部長 |
URL | :http://www.jp.apbiotech.com/ |
導入前のシステム状況
化学物質を含む製品は、その安全性情報(MSDS: Material Safety Data Sheet, 化学物質安全性データシート)を使用者に提供することが義務化されています。弊社ではしばらく前から、その全データを日本語で記述してAcrobat PDFとして蓄積し、製品とそれに含まれる化学物質の基本データの管理更新を、ファイルメーカーProを用いて行っておりました。このたびの法令改正に伴い、その安全性情報(MSDS)をCD-ROM化してお客様に提供することで、顧客サービスの向上を図ることにしました。MSDSは使用者が必要なときに、時間をかけずに、しかも手軽に該当書類を探せることが重要です。そのため、CD-ROM化にあたっていくつかの条件がありました。既に作成しているPDFを活用し、キーワード検索によるデータ抽出が可能であること。弊社のお客様(生物・医学分野の研究者)が、Macintoshを使用している割合が非常に高いので、Windows/Macintoshの両方で共通して使えることなどでした。
検討の上、以前からファイルメーカーProをグループでソフトウェアとして使っていたこともあり、ファイルメーカーProのランタイムアプリケーションを作成して配付することに決めました。
FileMaker Pro / ファミリの現在の主な利用方法
- スタンドアロンデータベース
- クロスプラットフォーム利用
- ワークグループ(メディア介在)
- ワークグループ(ネットワーキング)
- ワークグループ(ODBC 利用)
- ワークグループ(ODBC 利用 / 基幹 DB 連携)
- ワークグループ(FileMaker Server 介在)
- イントラネット(Web パブリッシング)
- カスタマイズ(スクリプティング)
- カスタマイズ(バインダ利用)
- カスタマイズ(プラグイン / ルーチン関数)
導入後の主な変化
データベース作成からランタイムアプリケーションCD-ROMの作成まで、約2ヶ月で完成することができました。実際の機能や、予算的な面でも、満足のいくものができたのではと思っております。検索方法は、ランタイムアプリケーションを起動後、製品名、製品コード、製品分類のキーワードを使って抽出し、その中から該当する製品のPDFファイルアイコンをクリックするだけで、自動的にAcrobat Reader が起動し、そのMSDSのPDFファイルが開くようにしています。現在、460種類のPDFファイルとリンクしていますが、情報の更新や追加が、ファイルメーカーPro ファイルの編集だけで済み、とても楽ですし短期間で快適です。
また、事業部全体では、お客様からの製品問合せ記録の約15~20ファイルを、ファイルメーカー Server を介して、約20名でデータ共有しています。電話対応しながらリアルタイムにデータの入力や情報検索が可能で、しかも過去の問い合わせ履歴も確認できますので、スタッフ全員での適切な対応が可能になります。その他、月別のレポート作成などにも活躍しています。
ファイルメーカーProは、個人で簡単にデータベースを作成・更新ができるので、グループウェアのデータベースだけでなく個人レベルでのデータ整理などにも、弊社では活用しています。
FileMaker Pro / ファミリ利用における一番のメリット
- 使いやすさ / インターフェース
- 簡単にカスタマイズできる点
- 社員教育の容易さ
- スクリプトの柔軟性
- ファミリ製品との組み合わせ
- クロスプラットフォーム
- 大容量のファイル管理
- 拡張性の高いネットワーキング
- Web 公開 / イントラネット対応
- ODBC 対応
- ランタイム対応(バインダ)
- プラグイン開発など開発環境
- 価格(リーズナブルであること)
- その他
FileMaker Pro / ファミリ利用による効果
- 既存の機材利用によるコスト低減
- ファイル共有による情報統合
- 操作 / 作業の効率化 / 時間削減
- リアルタイムな意志決定の効率化
- その他

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