FileMaker ユーザ導入事例
印刷する院内医療チーム自身の手で、
実用的で費用対効果の高い医療情報システムを構築。
平鹿総合病院 様
業種 | :医療 |
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ユーザ規模 | :150 |
該当部署 | :病理診断科 |
ご担当者様 | :齊藤 昌宏 様 / 科長 |
URL | :http://www.rnac.ne.jp/~hrkghakt/ |
導入前のシステム状況
秋田県厚生連平鹿総合病院は、秋田県南部の横手市にあり、病床数650の地域中核病院です。当院の情報システムは、医事課、検査科など各部門別に導入されていましたが、年式、内容、レベルがまちまちで、それぞれ独立して運用されていました。また、大都市部の病院に比べ、看護師・事務職などスタッフの平均年齢が高いこともあり、パソコンの積極的利用は一部のスタッフに限られ、情報ネットワークに疎いスタッフの割合が多い状況でした。そこで、平成17年に予定される新病院開設時の新医療情報システム導入を睨み、実用的なシステムの開発と、スタッフの操作・利用レベルの向上を目的として、イントラネットを構築し、2001 年4 月から運用を始めています。情報共有の柱の一つとしてデータベースを本格導入するにあたり、ファイルメーカーProを採用することにしました。決め手となったのは、使いやすさ、そして直感的なインターフェースです。私が前任地で使っていた頃から、ファイルを作成する上でアイデアさえあれば、特別なプログラミング言語を修得する必要がない使いやすさを実感していました。また、PCとMacintoshが混在している病院では、ネットワーク利用の普及のためにクロスプラットフォームに対応していることが必須でした。FileMaker Pro / ファミリの現在の主な利用方法
- スタンドアロンデータベース
- クロスプラットフォーム利用
- ワークグループ(メディア介在)
- ワークグループ(ネットワーキング)
- ワークグループ(ODBC 利用)
- ワークグループ(ODBC 利用 / 基幹 DB 連携)
- ワークグループ(FileMaker Server 介在)
- イントラネット(Web パブリッシング)
- カスタマイズ(スクリプティング)
- カスタマイズ(バインダ利用)
- カスタマイズ(プラグイン / ルーチン関数)
導入後の主な変化
ライセンスプログラムのBoxSetでファイルメーカーProを標準導入し、全スタッフが利用できる環境を整えました。そして、以下に示す実用システムを自主開発し使用する中で、スタッフの多くが情報共有を具体的にイメージできるようになりました。1 )看護計画作成・印刷(看護スタッフ実習兼用)
2 )病床空床状況管理(各病棟入力、リアルタイム)・定時自動集計
3 )外来状況報告(医事課入力・自動集計、月別)
4 )手術予約(臨床各科、申込・確認、確定手術閲覧)
5 )救急当番医一覧(外来各科)
6 )検査科日誌(常時閲覧、業務報告として印刷)
7 )検体検査報告(検査システムからCSVとして抽出、更新。常時閲覧)
8 )病棟看護日誌(各病棟入力、総婦長室確認・修正・管理)看護管理日誌(病棟看護日誌から自動集計)
9 )器械備品整備申込み(定期、各部署入力、資材課確認・管理)
10 )患者属性データ(医事関連CSVから抽出、更新。各ファイルリレーション用)
院内医療情報委員会のメンバーが実用プログラムを自ら構築したので、開発費用を抑え費用対効果の高いものとなりました。現場の使用感、修正追加の希望、不具合の指摘などはメールでやり取りし、素早い対応・改善ができるのも大きな利点です。また、現場スタッフが自らの業務の中から、新たにネットワーク化できる業務作業を抽出し、プログラム開発を要望してくるなど意識改革も進んでいます。
FileMaker Pro / ファミリ利用における一番のメリット
- 使いやすさ / インターフェース
- 簡単にカスタマイズできる点
- 社員教育の容易さ
- スクリプトの柔軟性
- ファミリ製品との組み合わせ
- クロスプラットフォーム
- 大容量のファイル管理
- 拡張性の高いネットワーキング
- Web 公開 / イントラネット対応
- ODBC 対応
- ランタイム対応(バインダ)
- プラグイン開発など開発環境
- 価格(リーズナブルであること)
- その他
FileMaker Pro / ファミリ利用による効果
- 既存の機材利用によるコスト低減
- ファイル共有による情報統合
- 操作 / 作業の効率化 / 時間削減
- リアルタイムな意志決定の効率化
- その他

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