FileMaker ユーザ導入事例
印刷するICU図書館の名ガイド、
「FileMaker Pro の音声放送システム」。
国際基督教大学 様
業種 | :教育・研究機関 |
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ユーザ規模 | :238 |
該当部署 | :図書館 |
ご担当者様 | :黒澤公人 様 / 主査 |
URL | :http://www.icu.ac.jp/ |
導入前のシステム状況
本学の図書館では定時放送をしています。通常、朝8時半から夜10時半までと開館時間が長時間で、日中と夜間ではサービス内容を切り替えています。朝の開館、夕方の窓口業務終了、利用できるフロアの変更、閉館などの時間とともに変化するサービスを、定刻になると、音楽と一緒にアナウンスを流し、利用者の注意をうながします。また、大学のスケジュールにあわせて、学期期間、試験期間、授業のない学期外期間や夏期開館、土曜日など、開館のパターンを変化させます。そこで、それに合わせて定時放送を正確かつ簡単に流せる方法はないかと考えてきました。以前は、放送内容をカセットテープに録音し、それをタイマーで流すという機械じかけの方法に頼っていました。この方法では、たとえば土曜日で開館パターンが変わった時に運用担当が不在であると、タイマーの時間変更ができず平日用の放送となってしまうこともありました。そこで、パソコンを使って放送パターンを自動的に流すようにしました。しかし、ソフトが最新のパソコンに対応できず、10年以上経過した旧型マシンで運用しつづける状態でした。次期システムを探すことにしましたが、複雑なパターンに対応する定時放送ソフトが見つからず、新たに開発するしかないと考えていました。FileMaker Pro / ファミリの現在の主な利用方法
- スタンドアロンデータベース
- クロスプラットフォーム利用
- ワークグループ(メディア介在)
- ワークグループ(ネットワーキング)
- ワークグループ(ODBC 利用)
- ワークグループ(ODBC 利用 / 基幹 DB 連携)
- ワークグループ(FileMaker Server 介在)
- イントラネット(Web パブリッシング)
- カスタマイズ(スクリプティング)
- カスタマイズ(バインダ利用)
- カスタマイズ(プラグイン / ルーチン関数)
導入後の主な変化
そこで、事務処理に導入されていた FileMaker Pro を調べてみると、画像や音声データを扱えることが判り、オリジナルソフトを開発しなくても、定時放送システムに利用できないかと考えました。しかし、いろいろ調べてみても、FileMaker Pro を音声放送に利用したシステムの事例が見つからないため、メーリングリストを利用して「FileMaker Proによる音声放送システム」の開発を呼びかけたところ、ある開発会社が応えてくれ、協同して作成することにしました。作成に着手してから3ヶ月という短期間で完成しました。「音声放送システム」の仕組みは次のようなものです。事前に放送内容音声データを登録しておき、学期期間、試験期間、授業のない学期外、夏期期間など放送開始する時刻を設定します。通常開館の場合、1日、6回の放送を行ないます。一年間に5パターン(土曜日は別パターン)を年間十数回切り替えて運用します。画面にはカレンダーがあり、通常開館、土曜日、試験期間などの5パターンが緑・黄・ピンクなどに色分されていますのでおり、運用パターンにあわせて設定します。いままでは、パターンの切り替えは担当が行なっていたのですが、今後、一切、操作する必要がなくなりました。FileMaker Proを利用することによって、オリジナルソフト作成にくらべて開発費用を大幅に削減することができました。FileMaker Pro / ファミリ利用における一番のメリット
- 使いやすさ / インターフェース
- 簡単にカスタマイズできる点
- 社員教育の容易さ
- スクリプトの柔軟性
- ファミリ製品との組み合わせ
- クロスプラットフォーム
- 大容量のファイル管理
- 拡張性の高いネットワーキング
- Web 公開 / イントラネット対応
- ODBC 対応
- ランタイム対応(バインダ)
- プラグイン開発など開発環境
- 価格(リーズナブルであること)
- その他
FileMaker Pro / ファミリ利用による効果
- 既存の機材利用によるコスト低減
- ファイル共有による情報統合
- 操作 / 作業の効率化 / 時間削減
- リアルタイムな意志決定の効率化
- その他

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