XML の概要
オープンな XML 標準を使用してデータを交換できます。
XML(Extensible Markup Language)は、構造化されたデータを交換するための言語です。多くの組織や企業が、XML を使用して製品情報、取引、在庫などの業務データを送信しています。XML を使用した FileMaker のカスタム Web 公開により、FileMaker データを他の Web サイトやアプリケーションと交換できます。XML では、FileMaker Pro Advanced の構造を利用してレイアウトやポータル、スクリプトにアクセスできます。加えて、どのテーブルにあるかに関係なく、特定のレイアウト内にあるすべてのデータにアクセスすることができます。
目的に最適な製品や機能をお選びください。
目的 | 機能 | 必要な製品 |
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XML をインポートしたい。 |
FileMaker Pro Advanced |
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XML を、FMPXMLRESULT または FMPDSORESULT 文法で、アドホックベースでエクスポートしたい。 |
FileMaker Pro Advanced |
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URL を使用して、クエリーを送ったり、FMPXMLRESULT または FMPDSORESULT 文法を使用して、XML データを受け取りたい。 |
FileMaker Server |
どの文法を使うべきですか?
FMPDSORESULT文法は、CSS(cascading style sheets)または XSL を使用して書式設定したいデータベースをエクスポートするのに役立ちます。この文法は、Microsoft XML データソースオブジェクトと互換性があります。
FMPXMLRESULT 文法には、レコード数、フィールドタイプ、フィールド書式など、FMPDSORESULT 文法にはないデータベースに関する追加の情報が含まれます。FMPXMLRESULT 文法は、この文法で提供されるメタデータ情報が必要な場合に使用します。
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FMRESULTSET 文法を使えば、名前によるフィールドアクセスや、関連レコード(ポータル)のデータ操作をおこなえます。この文法は、XSLT スタイルシートオーサリングに最適化されており、FMPXMLRESULT文法よりも冗長です。
どのようなときに、データを変換するのに、ODBC/JDBC の代わりに XML を使用すべきですか?
XML を使用すれば、FileMaker Pro Advanced の構造を利用して、レイアウト、ポータル、スクリプトにアクセスすることができます。また、どのテーブルにデータが含まれているかにかかわらず、特定のレイアウト上に存在するすべてのデータにアクセスすることができます。
実際の利用事例
- Photoshop、InDesign、その他クリエイティブプロ用の広く普及してアプリケーションとデータを交換する:ほとんどのデザイン用アプリケーションは、XML をサポートしています。FileMaker Pro Advanced は、データ交換のために XML を使用することで、クリエイティブワークフローの一部になることができます。
- 企業基幹システムとの統合:多くの企業基幹システムが、FileMaker Pro Advanced にインポート可能な XML を生成するクエリーを許可するようになります。
- 他の Web 公開フレームワークとの相互運用:XML は、.NET に接続する手段を提供します。
さまざまなリソース
ドキュメンテーションとノート
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